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テニスプレーヤーの紫外線対策

日焼けした肌に白のテニスウェアー、典型的な『テニスプレーヤー』の風貌ですが、皆さん、紫外線対策は大丈夫ですか?今回はテニスプレーヤーの紫外線対策について解説します。

執筆者:吉原 浩通

文章 : 吉原浩通(All About「テニス」旧ガイド)

 

 

  
日焼けした肌に白のテニスウェアー、典型的な『テニスプレーヤー』の風貌ですが、皆さん、紫外線対策は大丈夫ですか?
今回は日焼け止めやサングラスなどテニスプレーヤーの紫外線対策について解説します。
 
  
 
 紫外線はオゾン層で吸収されるので、太陽が地球から最も遠くなる冬至は、紫外線がオゾン層を通過する距離が長くなり、多く吸収されます。
太陽の位置が徐々に高くなる3月から、紫外線は急速に強さを増し5月から8月にかけてピークを迎えます。
最も多い月はオゾン層を通過する距離がもっとも短くなる6月ですが、日本の場合、梅雨の時期であるために5月が最っも多い月となります。
 
 
 ■紫外線の基礎知識 
 
  紫外線は、UV-A波、UV-B波、UV-C波に分かれます。
   
 紫外線A波
生活紫外線といわれ、B波に比べ、地上に多く届きます。
B波に比べ肌に浸透しやすく、活性酸素を作り遺伝子DNAを傷つけ、しわやたるみなどの「肌の老化」を引きおこす原因になります。

 紫外線B波
通常レジャー紫外線といわれ、屋外での日やけの主な原因となります。
肌に強く作用し、たくさん浴びると赤く炎症をおこし、シミ・ソバカスや乾燥の原因にもなります。

 紫外線C波
オゾン層に吸収されるため地表には届きません。
 
 ■生活の中の紫外線 
 
 紫外線は年中降り注いでいますが天気や時間によって量がかわります。
また、着る服やいる場所によって紫外線を浴びる量を減らすことができます。
 
 
天気による違い:
快晴の日が一番紫外線量が多く、
曇りは晴れの日の約70%、
雨の日で約30%。
時間による違い:
午前11時~12時頃がもっとも強い。
午前10時~午後2時頃までの間で1日の紫外線量の半分以上。
服による違い:
うすい素材よりも厚手の素材の方が、紫外線の透過率は低い。
シルク、ナイロン、レーヨンや麻は紫外線の透過率が高く、コットン(綿)は低い。
白っぽい色より黒っぽい色の方が、紫外線の透過率は低い。

はね返りの違い:
アスファル・・・ 20%
水面・・・20%
芝生/土・・・10%以下
雪・・・80%
雪のはね返りはすごいですね!スキー焼けする理由がわかりますね
 
 ■テニスをする時の注意 
 
 紫外線量の多い午前11~午後1時は昼食及び休憩時間にあて、できる限りプレイは控える。
 UVカット素材のテニスウェアを着る。
または、長袖で、色の濃いコットン(綿)のウエアを着てプレイする。
 帽子を被る。
 サングラスをかける。
 砂入人工芝やクレーコートなど照り返しの少ないサーフェスでプレイする。
 プレイする際はUVカットローションを塗る。
 
UVに関する情報は
All About Japan の「スキンケア」のガイドへ
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