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2010年最新ドライバー選び、3つの視点(3ページ目)

大ヒットブランド、「XXIO(ゼクシオ)」「V-iQ」の発売年にあたり、にわかに盛り上がりを見せる2010年最新のドライバー。ガイドならではの3つの視点で2010年NEWモデルを特集します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

同モデルで、2種類のヘッドラインナップ

特性別に2種類のヘッドが用意された、キャロウェイ「NEW Legacy」ドライバー。写真は、やや小ぶりで操作性の高い「Type S」
2つめは、異なるタイプのヘッドラインナップ。ルール規制時代においても性能の向上を求めるなら、各ゴルファーによりマッチしたクラブにすることができれば、飛距離アップやスコアアップなどの成果を挙げることも可能です。

近年、シャフトラインナップを様々に増やすなどの取り組みをしているメーカーは多いですが、2010年モデルはさらにヘッドのラインナップも増やす傾向にあります。対象ゴルファーに応じて、複数のモデルをラインナップするのは昔から行われていたやり方。2010年に特徴的なのは、同モデル、同ブランドでのヘッドラインナップがあることでしょう。

典型的な例は、2月発売予定のキャロウェイゴルフの「NEW Legacy」ドライバー。上級者向けの「Legacy TOUR」ドライバーがすでに発売されているにもかかわらず、コントロール重視のヘッド「Type S」と、安定したやさしさの「Type L」をラインナップしています。グローバルモデルの「DIABLO EDGE」にも同様に「Black」「RED」の2つのシリーズをランナップしています。

今年から2種類がラインナップされている「inpresX Vシリーズ」。2種類のラインナップの場合、ヘッド体積に差をつけるケースが多い
昨年2008年までは3種類のモデルラインナップだったヤマハも、上級者向けモデル「inpresX V」シリーズを2モデルに増やして全4モデルに。ヘッドスピードの早いゴルファーは、Vシリーズからヘッド体積や特性の異なる「V201 TOURMODEL」と「V201」を選び、一般的なゴルファーであればDシリーズの2機種から選択できるようになっています。

これまで1機種だったラインを増やすことによって、より細やかにゴルファーの特性や好みにマッチさせるというわけ。この方法は、マグレガーが、すでに2009年モデルに、「赤ナビ」「青ナビ」という形で登場させています。テーラーメイドの「R9」「R9MAX」「R9MAX Type-E」の3種のドライバーや、ブリヂストンの「新生X」5機種の存在もこれに近いでしょう。

メーカーとしては、本来単一機種がひたすら売れ続けるほうが、なにかと都合が良いはずですが、あえて多くのラインを用意しているところにこだわりを感じます。異なるヘッド特性に様々なシャフトを組み合わせることが出来れば、自分によりフィットしたクラブに近づけるでしょう。

>>特徴をより明確にする>>
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