クラブフェースの溝規制が2010年からスタート
ミーリングで角溝を入れたキャロウェイの新製品「「X SERIES JAWS ウェッジ」 |
とはいえ、クラブレベルのアマチュアゴルファーに関しては(※2009年現在の規則に適合していれば)2024 年までは使用することが可能。今回は、混乱を避ける意味もあってか、これまで似ない長期間の移行期間が設けられ、ルールが守られなくなるよう配慮されています。
一般的なアマチュアゴルファーは、まだそれほど気にする必要はありませんが、クラブメーカーでは、2010年からルールに違反したクラブは製造できなくなります。一方、2009年中に角溝ウェッジを製造すれば、アマチュアゴルファーは、そのクラブを2024年まで使用できます。つまり、ルール改正以前の今年のうちであれば、将来的にも全く及ばないような強いスピン性能をもったクラブを製造することが可能であるともいえます。
そんな中、11月中旬に発売されるのが、キャロウェイゴルフ「X SERIES JAWS (ジョーズ) ウェッジ」。軟鉄鍛造のヘッドに彫刻された角溝仕様のウェッジで、文字通りジョーズのように溝がボールに噛み付くという触れ込みです。
ルールを逆手に、機能性をアピールする姿勢は、アメリカで反発係数の規制が生まれたとき、敢えて高反発モデルとなる「E・R・C」や「E・R・C II」を発売した、キャロウェイらしい戦略といえそうです。