最新テクノロジーを駆使した「AFS」と「nFLIGHT」
ピンが誇る「アドバンス フィッティング システム(AFS)」。写真はカートタイプ |
カートの引き出しを明けると、様々なスペックのヘッドがずらり |
カートには、当然シャフトも数多く常備されている |
「アドバンスフィッティングシステム(AFS)」は、モデル別ロフト角ライ角別のヘッドと異なる性能をもつ複数のシャフトバリエーションを用意し、その場で組み合わせることで、数百種類の組み合わせのクラブから最適スペックに近いクラブを試すことができるというもの。言葉にするとややこしいですが、つまりその場でヘッドとシャフトを様々に付け替えることで、多くのスペックを試すことができ、精度の高いフィッティングが可能になります。
これまでのフィッティングだと、用意されている試打クラブに限りがあり、十分な試打の検証が行われなかったりするケースが少なくありません。「アドバンスフィッティングシステム(AFS)」を使用すれば、ロフト9度と10度を打ち比べたり、同じヘッドで複数のシャフトを試して結果を検証するといったことが容易になります。
ヘッドとシャフトの付け替えは、「インターチェンジャブル・フィッティングシステム」と呼ばれています。ヘッドにシャフトを挿入して、専用の工具を用いて固定します。脱着は非常に簡単で、フィッターさんが馴れた手つきでスピーディーに行います。
ガイドは、接合部分の重量が性能に及ぼす影響が少し気になりましたが、フィッターさんに聞いたところ、性能の差はほとんどないということ。接合部の重量は5g程度で、厳密にいえば全く製品と同じというわけではないが、かなり高精度でフィッティング可能ということでした。であれば、メリットの大きいシステムなので積極的に活用したいところです。
試打結果は、ピンのフィッティング用弾道解析ソフト「nFLIGHT」でチェック |
計測スピードは速く、面倒なセッティングも不要。計測結果も実感ではかなり正確です。一連のフィッティングを進めていくと、理想的なセッティングをソフトが薦めてくれます。まさに最新のフィッティングシュミレーションソフトといった感じでした。