レーザー式距離測定器の弱点
「ショットナビポケット」はジャケットと呼ばれる着せ替えツールも人気。好みのカラーに変更できる |
「ショットナビポケット」の特徴は何といってもポケットから取り出して、ボタンひとつで残り距離を出せるという手軽さ、PCと連動が可能。パー72から提供されているラウンドデータ管理サイト、スコログを使用すれば、プレー後にコースレイアウトと自分のプレー内容を保存時し、管理することが出来るのも魅力です。
GPS式の弱点は、電池の消耗が激しいことです。距離測定に特化した専用器機である「ショットナビポケット」でも、充電式の単4電池2本使用で約10時間の使用が限界。使用状況によってはさらに短縮する場合もあります。ラウンド中の電池切れが起きない様に注意する必要があります。
レーザー式距離測定器は、前述のように思い思いの距離を何でも計れるのが魅力。しかし、目標物をフォーカスして距離を測定するには、少し馴れとコツが必要かもしれません。手ブレの大きな方は、精度の高い上位機種の使用が必要でしょう。
レーザー式距離測定器の決定的な弱点は、目標物が見えないと距離を測ることが出来ない点です。言葉にすると当たり前のようですが、実際にラウンドするとかなり重要な要素であることがわかります。
日本に多い丘陵コースでは、ドッグレッグや急なスロープによるブラインドのホールが多くありますが、そうした場所ではレーザー式距離測定器はほとんど活躍できません。急な砲台グリーンでピンが見えづらいところも非常に測りにくくなります。ピンが見えないという状況、意外に多いもの。
ブラインドのホールでは、ショットナビのほうがかなり優位といえるでしょう。一方、打ち下ろしなど見通しの良いホールではレーザー式距離測定器が有利。グリーンセンター、エッジだけではなく、グリーン奥、バンカーなどのハザードまでの距離などどこでも測定可能です。
細かいところを言えば、レーザー式距離測定器は海外でも使用可能です。「ショットナビポケット」は、日本のコースはほぼ網羅されているものの国外は登録コースがなく使用できません。
実際にガイドが使用した感覚では、双方に一長一短があるという印象。出来れば両方あると良いなと思います。グリーンまでの残り距離に特化したいのであれば、「ショットナビポケット」の手軽さを、あちこちの距離を測りたいゴルファーは、レーザー式距離測定器の万能さがマッチするでしょう。
双方とも競技中は使用することが許されていません。こうした便利なアイテムを駆使して、プライベートでのゴルフをエンジョイしましょう。
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