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ドライバー長尺化は、トレンドになるか?

SLEルール施行後、ドライバーの飛距離アップの新しい方向性として注目されるシャフトの長尺化。拒否反応を示す人も多い長尺ドライバーを使いこなせるか、ポイントを解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

進むドライバーの規制強化

しつこいようですが、当サイトで何度も紹介してきたSLEルール(※詳細は「ついに施行!SLEルールを最終確認1」へ)。高反発クラブの規制は、すでにこの1月から施行されています。

SLEルールの他にも、ゴルフルールはヘッド体積の上限を決め(460cc以下)、クラブのやさしさを示す数値ともいえる慣性モーメント(M.O.I)にも、5900gcm2以下という基準が設けられました(※詳細は、「 2008年ゴルフルール改正をチェック!」へ)。

これらの数値はすでに到達している、あるいは到達間近の数値です。「SLEルール施行前! NEWドライバーの傾向は?」では、高反発クラブの規制後は、スイートエリアを広くする広反発化に進むという予測を立てましたが、すでに現在において5000gcm2を超える慣性モーメントのドライバーが何種類も出ている状況を考えると、スイートエリアの拡大には進化の余地があまりありません。数年後には、ほとんどのドライバーが基準値に近い数値にまで進化し、スイートエリア拡大による性能の向上には早晩限界が来るものと思います。

ドライバーの魅力は、なんと言っても飛距離。フェースの高反発化も反発力を高めて、少しでも遠くに飛ぶよう工夫されたものです。高反発フェースが規制された今、新しい飛距離アップの方策として注目されるのが、シャフトの長尺化です。長尺とは文字通りシャフトの長さを長くする事。スイングの円弧が大きくなり、ヘッドスピードが増し、飛距離を伸ばす事が出来ます。

現在、ドライバーのシャフト長は45インチ前後。ルールでは48インチ以下と定められているので、まだまだ伸ばす余地、つまり飛距離アップの可能性を秘めています。

今回は、高反発規制後の新しい進化の流れとして、ドライバーのシャフト長尺化について考えてみたいと思います。

>>次は、シャフト長尺化の歴史>>
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