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訴えられる!? ゴルフ事故事例 その2(3ページ目)

ゴルフの事故事例の第2弾。昨今頻発しているカートでの事故や関心の高いゴルファー保険についても紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ゴルファー保険に加入を!

隣のホールにボールが飛んでしまう事は多い。周辺状況の確認が必要
何度も言うようですが、事故がない事が一番重要で、そのためにゴルファーは、必要な注意を怠らないようプレーする事が大切です。しかし、誰にでも被害者、加害者になる可能性があるのも事実、そのためにゴルファー保険への加入をおすすめしたいところです。

ゴルファー保険では、以下のような保証が一般的です。

・ ゴルフ場、ゴルフ練習場などで、他人にケガをさせたり、他人の物をこわしたりして法律上の賠償責任を負った場合の保証
・ ゴルフプレー中の事故で、自分自身が怪我を負ってしまった場合
・ ゴルフ場やゴルフ練習場でゴルフ用品が盗まれた場合
・ ゴルフ場やゴルフ練習場で使用中に、ゴルフクラブが破損した場合
・ ホールインワン・アルバトロスを達成した場合

ゴルファー保険は、別名「ホールインワン保険」と呼ばれていて、ホールインワン達成時の記念品などの費用への保証に関心が集中しがちなのですが、事故や盗難対策にもとても有効です。保険の種類によって、保証や免責事項の内容が異なるので、利用の際はよく契約書を確認しましょう。

ゴルフのプレー回数が年に数回で、保険料がもったいないと感じる方には、1日や2日限定の掛け捨てのゴルファー保険も用意されています。直前での契約も可能なので、ぜひ利用してみてください。

事故に遭遇しないためのポイント

これまで紹介した事例から、注意点をまとめてみたいと思います。

■打球事故の場合、プレーヤーの事前の注意が大切。事故を未然に防ぐ決め手となります。同伴競技者や前の組への注意はもちろんですが、隣のホールへも当たる可能性がないか気を配りましょう。キャディーさんのアドバイスも重要ですが、自分の技量を考えて判断することが大切になってきます。

■自分が被害者にならないための注意も必要。同伴競技者が打つ場合は、前に出ないようにする。ボールが向かっている事を示す「ファー」という声が聞こえたら身をかがめて頭を守るなどの行動をとります。事故が起きている場合は、被害者が「逆光」でボールが見えなかったケースが大変多くなっています。逆光の際は特に安全な場所にいるようにしましょう。

18年前には、路上でのスイング練習中に、自転車で付近を通りかかった主婦の胸部をドライバーのヘッドで強打し、心臓挫創で死亡させたというとても痛ましい事例もあります。周囲に配慮することが重要なゴルファーの資質でもあります。道路や公園で練習するなどはもってのほかですが、自然な配慮で楽しくプレーできるよう、ゴルファーはつとめていきたいものです。



<関連リンク>
訴えられる!? ゴルフ事故事例 その1 <All About ゴルフ>
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