購入の注意点
中古クラブならではの新品のゴルフクラブにはない、購入のポイントを紹介します。なんといっても購入前には、傷の程度をしっかり確認しておきたいところ。構えたときに気になるクラウン部(ヘッド上部)の傷があると価値が低いとされていますが、フェース面やソール部分などの傷や塗装の剥がれなどもしっかり把握した上で購入しましょう。実際の使用感に影響するグリップの消耗具合や、パッと見ではわかりにくいネック部の傷の状態も見ておきます。
そのなかでも特に注意しておきたいのが、シャフトの傷。クラブのヘッド部分に傷が入っていても大きな性能の差はありませんが、シャフトの傷は性能劣化に直結します。なによりカーボンシャフトの傷は、亀裂や破損の重大事故に直結する可能性があり大変危険!
中古ゴルフショップでは、入荷時に細心の注意をもってシャフトの状態をチェックしていますが、万が一にも店頭に陳列している場合があるかもしれません。事前に手にとって確認しておきたいところです。手で触って判別できるような傷がある場合、購入は控えるべきです。
リシャフトされたクラブ
リシャフト作業。シャフトの抜き取りのためヒートガンで接合部分を熱しているところ |
ここ数年、自分の気に入ったシャフトに交換するリシャフトが流行していることもあり、中古ゴルフショップでもリシャフトされたクラブが多く扱われています。人気の高い1本数万円するようなシャフトが装着されている中古クラブには、それを加味した高額な販売価格に。
中古ショップでは、一般的にリシャフトされたクラブは比較的安価な売価が設定されています。ゴルフクラブはリシャフトされてしまうと、メーカーの保証が利かなくなるためです。ヘッド割れやシャフト折れなどのトラブルがあった際に返品交換などの対応を受けることができなくなってしまいます。
通常、リシャフトは工房設備のあるゴルフショップにて行われています。リシャフトなどの作業には特に免許などが必要ないので、中には素人同然のクラフトマンもいるようです。ガイドの経験からいえばきちんとした技術を持ったリシャフト作業が行われているショップはむしろ少数。
またリシャフトされた中古クラブの中には、抜き差しを繰り返したシャフトを使い回しして装着している場合があります。シャフトの抜き取り作業では、ヒートガンという器具で接合部分を高温にするのですが、カーボンシャフトは熱に弱く、劣化の原因になります。劣化したカーボンシャフトは、性能が低下するだけではなく、破損しやすくなり危険でもあります。
リシャフトされた中古クラブは、以上のようなリスクを考慮したうえで購入する必要あり。ヘッドだけを流用したりする上級者ゴルファー向けの商品といえるでしょう。
次回は、利用して便利なクラブ買取について紹介します。
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