中古ゴルフクラブの程度
一般的な中古クラブの傷の例。傷は性能には影響しない |
多くの中古ゴルフショップでは、Aランク、Bランク、Cランクなどのように、クラブの使用傷の状況に目安を設けて、ランク分けを行っています。これらはAに近いほど、傷のない綺麗な状態の中古クラブということです。クラブにつく傷は1本1本異なり、同じ状態ということはありませんが、ランク分けすることによって状態の目安を知ることができます。さらにその上の未使用状態を示すNランクを設けているショップもあります。
こうした傷の程度によって、各ショップはしっかりとした価格差をつけているのが普通です。同一モデルでは、傷があるもののそれほど目立たない程度のクラブで、綺麗な状態の5~20%くらいの割引に。傷や塗装の剥がれなどの程度がひどい物は、半額以下になっているものもあり、ゴルファーが傷を気にするかしないかによって、選択できるような価格設定になっています。
傷が気にならなければ、程度の良くない安いものを選べばよく、中古とはいえできるだけ状態の良いものが欲しいゴルファーは、出費は大きくなりますが比較的綺麗な状態のクラブを選べばよいのです。ちなみにヘッドに関していえば、傷や塗装の剥がれがクラブの性能に及ぼす影響はほとんどなく、あくまで視覚的・心理的な問題にとどまるようです。
中古クラブは一品物という性格があるため、必ずしもショップの在庫に価格や程度の選択肢が潤沢にない場合もあります。気に入ったものに出会える幸運を手にするコツは、ネット上で掲載されている在庫を日々チェックしたり、ショップに足繁く通うこと。人気のクラブは品切れも早いので、見つけた時点での行動が大切です。