ボールのつかまりやすさとは?
ウエイトを装着したドライバー。クラブのヒール部分の比重が重くなると「つかまり」は良くなる(※写真はテーラーメイド r7 425) |
初心者ゴルファーの大半がクラブフェースが開いたままインパクトして、右方向に曲がっていくスライスボール、いわゆるつかまっていないボールを打っていることを考えると、「つかまり」は重要な点です。左に曲がるフックボールしか出ないという例外的な人を別にすると、初心者ゴルファーはつかまりの良いクラブを選ぶことをオススメします。
残念ながらメーカーのカタログでは、そのクラブのつかまりが良いのかを正確に知ることはできません。カタログからわかるつかまりの良いクラブの要素を挙げてみましたので、下記の点に注意してみてみましょう。わからない場合やカタログが手に入らない場合はショップの店員さんに聞いてみることです。
1.「スライサー向け」という記載がある。
2.重心距離が短いという記載がある。
3.ライ角が60度以上である。
4.フェース角が+2度以上である。
つかまりの良いクラブとは、ヘッドが返りやすいクラブ、またはフェースが最初からやや左を向いたクラブということです。これらのクラブは最初から左に曲がるハンドルのようなもので、上達の妨げになるといった意見も聞かれます。しかし、まずナイスショットしやすいクラブを選ぶことが楽しくゴルフを続けることにつながると思います。またボールがつかまる感覚を身につける上でも初心者には有効です。
上達するに従いボールがつかまるスイングが身につくのが普通なので、左に曲がるフックボールが頻発し始めてくる段階で、改めてドライバーを見直すと良いと思います。