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スコット・マキャロン4年ぶりの勝利 米ツアー・ベルサウスクラシック

マスターズ直前の米ツアーはベルサウス・クラシックが開催されました。ディフェンディングチャンピオンのフィル・ミケルソンをはじめ、大物プロを押さえての優勝はスコット・マキャロン!パターに注目してみました。

執筆者:人見 和彦

マスターズ直前の米ツアーはベルサウス・クラシックが行われました。会場コース設計者のグレッグ・ノーマンやジョン・デイリー、デービス・ラブ、ディフェンディングチャンピオンのフィル・ミケルソン、好調のマイク・ウィアなどビックネームが参加する中、優勝したのはスコット・マッキャロンでした。約4年ぶりの優勝(通算3勝目)でした。今回はトーナメントの経過ではなく、マッキャロンの使っていたパターについて少し・・・!

名前ぐらいは聞いた事があると思うのですが、いわゆる「長尺パター」というモノです。ツアー使用者で有名なのは、マスターズチャンプのベルハルト・ランガーですね!マスターズに勝った時は普通?のピンタイプのパターだったのですが、その後「腰痛」の為、身体を前傾させる事がつらくなり長尺に変えました。日本ツアーでは少し前まで「ジェット尾崎」が愛用していました。パットに悩んでいた時にフィーリング重視で変えたようです。しかし、昨年のフジサンケイクラシックで優勝した時は、普通?タイプのパターでした。パッティングに悩みながら見事、優勝!感動した思い出があります。(コースで観戦していたので)
パッティングスタイルは個々で少し違いはありますが、あごの下くらいで左手で握ってそこを支点に右手で押していくゆったりとした振り子ストロークになるのが一般的です。長さは44インチ前後が一般的だと思います。

他にも、昨年から「中尺パター」と呼ばれるモノが登場!昨年のハワイアンオープンで復活の優勝を飾ったポール・エイジンガーが「テレビマッチで試しに使ったら良かったのでトーナメントでも使った」と後にコメントしています。昨年のマスターズチャンプ、ビジェイ・シンもマスターズに勝った後、中尺に変えました。パッティングスタイルはパターのグリップエンドをおへそ辺りに当てるようにして、そこを支点にストロークします。前傾するので見た目?は長尺パターほど変わりません。

共通しているのは、パッティングに悩み試行錯誤の末、フィーリングと結果に納得して使用しているという事でしょうか!「パッティングに型なし」というように入らない(カップインしない)普通?のパターより個性的でも感性に合うパターの方が良いという事だと思います。
しかし、我々アマチュアは長尺は苦労します!友人がそうでしたが、キャディさんに露骨に嫌な顔されていました。また、練習グリーンでは珍しがられてみんなに「ちょっと貸して!」とされて、いつも練習が満足にできない状態のようです。従って、せっかく変えたのに結果がついてきていません(笑)。

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