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注目!キャロウェイ-ERC2

いよいよデリバリーが開始されたキャロウェイのERC2!ご存じの通りアメリカ産のクラブですが、日本モデルと海外モデルがあります。その見分け方と前作からの改良点を簡単にまとめました。

執筆者:人見 和彦

まず、初代ERCについて少しご説明しましょう!
私が初めてソレを目にしたのは、東京ビッグサイトで行われた「ゴルフフェア」のキャロウェイのブースでした。
今までにはなかった黒い色のヘッドがとても印象的でした。ご存じの通りキャロウェイはアメリカ企業です。
アメリカのツアープロは銀色のヘッド(グレーかな?)を好む傾向があり、ボールがくっきりと見える黒などは人気がなかったのです。
したがって、開発~発売にあたってUS産のクラブはヘッドの色が銀色が常識?だったのです。
担当者から説明を聞くと、「このクラブはアメリカ以外の市場で展開する」との事で、なるほど!なんて納得していました。
やはり、クラブのムーブメントも中心はアメリカのツアーです。「アメリカのツアーで話題になれなければ売れないんじゃ?」と思っていました。
ところが、後に「反発係数問題(飛びすぎクラブの規制)」で、USGAはキャロイウェイのERCをアメリカツアーでは使用不可と発表!
つまり、このERCは飛びすぎるから使っちゃ駄目です!って事です。このニュースが世界中で注目を浴び、さらに欧州・日本ツアーなどではプロがツアーで使用、飛距離アップで話題になりました。

そして今回、そのニューモデルとしてERC2が発表!....先に言っちゃうと今回もUSGAルール下の競技では使用不可です(笑)。
日本で使うのはプロのトーナメントでも我々シロウトでも全く問題ありません。(日本ツアーのルールはR&A傘下です)

ではERC2のスペックについて少しお話しましょう。ヘッドは337まで大型化され、シャフトは45.5インチへと伸ばされました。シャフト重量は51g(R)でトルクが6.4(R)と数値的にはかなり優しくなりました。
上記写真でお気づきだと思いますが、「赤」と「金」が目立ちますね!コレは「赤」がアメリカ仕様、「金」が日本仕様と、外見から見分けがつきやすい事を意識した変更点です。日本仕様はシャフトが日本人レベル?に作られており、過去のキャロウェイ製品においても共通する部分です。
以前の製品ではこの「仕様違いの見分け」が、浸透しておらず輸入ショップなどで買った人が後から「コレってアメリカ仕様なんだ!」という事がよくありました。
やっと?日本キャロウェイが発足(それまではダンロップが取扱い)したので、日本国内での国産?キャロウェイの浸透を狙ったのかな?と思うところもあります。
変な想像は自分を追い込む事になりますので(笑)このへんにしておいて.......このERC2は昨年、ツアー会場にも持ち込まれ、大物プロが実際に試合で使用するなど発売前からかなり評判がよかったという事です。すでにゴルフショップのなどでご覧になった方も多い事とおもいますが、このERC2は飛距離アップというよりは方向性がかなり改善されたという事です。もうすぐ国内ツアーもはじまりますが、プロがどんなドライバーを使うのか?とても楽しみです。
 

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