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仙女1周年記念大会、直前インタビュー

7月22日(日)仙台サンプラザでセンダイガールズプロレスリングが旗揚げ1周年記念大会を開催する。エース里村に、これまでの、そして、これからの仙女について語って貰った。

執筆者:川頭 広卓

「毎日が不安と焦り」仙女が辿り着いた1周年

センダイガールズプロレスリングがいよいよ1周年を迎える。里村の生き様に刮目せよ
ガイド:いよいよ、センダイガールズプロレスリングが1周年を迎えます。里村選手はもちろん、1年前にデビューした新人選手にとっても、1年間の成長をアピールする大事な一戦となりそうですが、この一年を振り返ってみていかがですか?

里村:はい。全てが本当に0から出発した感じでした。新人も思うように集まりませんでしたし、ようやく入った新人達も全く体力がなく、当時は、高校在学中の子もいました。本当にもう一から教えましたね。礼儀から基礎体力まで・・・。

ガイド:最初はどんな練習からスタートしたのですか?

里村:ランニング、筋力トレーニングといったところからでした。

ガイド:でも、それらは里村選手がガイアに入門した時には、全てできていたことですよね?

里村:そうですね。ただ、自分の場合は応募も多かったですし、同期でも長与さんに憧れていた人が凄く多くて、応募で200人くらい、オーディション受けたのが40人くらいいました。だから、これで落ちたら先がないという感じで必死にやってましたね。

ガイド:里村選手がガイアに入団した当時と、今とでは環境から何から違うと思いますが、一番違った点というのは?

里村:例えば、普通だったら入門の時点で基礎体力は付いている筈ですから、受け身なんかはすぐできるんですけど、うちの子達は、受け身を取らせたくても首が細くてやらせることができないんです。だから、首を太くするだけでも、まず2ヶ月くらいかかりましたね。

ガイド:今の練習生に、当時の様な厳しい練習というのは、なかなか難しいと思いますし、また、“現代っ子”とでも言うのでしょうか、その子達の扱い方というのも一筋縄ではいかない。ただ単に厳しい練習をすればいいというものでもなくなってきましたよね?

里村:自分の場合は、ほぼ個別指導でしたね。“できない者はやめろ”っていうのではなく、その子達のレベルに合わせて、マンツーマンで日々やっていました。

ガイド:既に旗揚げ戦の日も決まっていましたので、憤りもあったのではないですか?

里村:毎日が不安と焦りでした。

ガイド:運営的なことや、大会の準備の方なんかは?

里村:それは社長の方でやって頂いたりもしましたので、自分の方では選手の育成や宣伝をしていました。

ガイド:その後、もう一人練習生が入ってきましたね。

里村:はい、練習生(金成知佐子)の妹(金成幸子)だったんですけど、2月に入門してきまして、4人になりました。

ガイド:その子も最初は何もベースがない状態だったのですか?

里村:全くですね。何もスポーツ歴がないので・・・、いや、全員なかったです(苦笑)

ガイド:見方によっては何も色が付いていない状態ですよね?

里村:そうですね。凄く素直に物事を吸収してくれましたし、ちゃんと言うことを真っ直ぐ受け止めてくれたので、伸びは早かったと思います。
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