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仙女1周年記念大会、直前インタビュー(3ページ目)

7月22日(日)仙台サンプラザでセンダイガールズプロレスリングが旗揚げ1周年記念大会を開催する。エース里村に、これまでの、そして、これからの仙女について語って貰った。

執筆者:川頭 広卓

「プロレスの“王道”をいきたい」

「団体のトップなんだなって考えた時に、絶対気を抜いちゃいけない」と語ってくれた里村
ガイド:現在、里村選手はどのようなスケジュールで活動されているのでしょうか?

里村:10時から夕方5時までは練習時間ですね。ほぼ一日練習時間にしています。後は、その中で取材したり、ラジオとかメディア関係の仕事もして、それ以外は、本当に朝から付っきりで練習しています。最近では指導というより、一緒に練習するようにもなっていますね。もちろん、夜に自分の練習をする時もありますけど。

ガイド:選手と一緒に練習するようになって、また、成長も感じられるのではないですか?

里村:最初は一緒にやることが考えられなかったですからね(笑)。でも、最近はスパーリングをやっても手ごたえがあって“強くなってきたな”と感じています。

ガイド:更に、新人メンバーも増えたとお聞きしました。

里村:今は後輩が5人。今また新しく新人1人なんですが、今度、ガイアにいた水村綾菜〔※2〕が仙女でデビューするんですよ。また、選手としてやりたいということで。

ガイド:そうですか!それは素晴らしいニュースですね。また、練習でも、水村選手が入ることで、今の選手にもライバル意識が芽生えるんじゃないですか?

里村:面白いですよ!バチバチでやっていますね。水村はガイアでデビューしたプライドがあって、仙女の選手にもここでデビューをしてやってきたというプライドがありますから。これがぶつかり合って、スパーリングにも熱が入っていますね。

ガイド:そんな選手達も、間もなくデビュー1周年ですか・・・。ずっと成長を見てきた里村選手にとって、心情的に親心もあって、可愛さ余って、ついつい甘くしてしまいたくなる時なんかもあるのではないですか?

里村:そうなんですよね。先輩としてものを言う時と、親としてものを言う時。たまに、自分の立場が分からなくなる時もありますけど、それが団体のトップなんだなって考えた時に、絶対気を抜いちゃいけないなって思います。一人一人、常に「この子はこう考えているのかな」とか、気持ちや状況を見てあげることを意識しながら、本当に日々勉強ですね。

ガイド:また、選手里村としても満身創痍の状態で、ケガとも闘いながら一年間駆け抜けてきたと思います。ご自身ではどのように評価していますか?

里村:今の女子プロレスのトップではなく、スポーツ界全体で女子プロレスをスポーツとして見てもらうのが目標なので、まだまだですね。

ガイド:この辺りは何年やっても満足しない?

里村:満足しないですね。こればっかりは・・・。

ガイド:試合でも納得することはない方ですか?

里村:その日の試合で納得することはありますけど、もっと多くの人に見て貰いたいっていう欲があったり、それ以上に反省点が生まれたりしますね。

ガイド:それでも、里村選手のファイトスタイルはデビューから一貫していますよね。

里村:こんな言葉を簡単に使ってはいけないんですけど、プロレスの“王道”をいきたいです。自分はいつでも相手と正面からぶつかりたいので、身体は小さいし、不器用ですけど確実に力をつけて闘っていきたいという思いはあります。

ガイド:さて、7月22日にはいよいよ旗揚げ一周年興行を迎えます。仙女はフランチャイズということもあり、全ての試合が“ホーム&アウェイ”となる訳ですから、当然、仙女のエース里村が勝てば、地元のファンの方は喜びます。

里村:そうですね。もともと地元は仙台ではないですけど、今はもう仙台の人間です。女子プロレスの大一番の舞台で自分が優勝することで、全国から「センダイガールズってどんな団体なんだろう?」って気になって貰えますし、今回は絶対に優勝しなければならないなと思っています。

ガイド:しかし、ご自身も選手として大一番を控え、水村選手もデビューをする。新人選手も1周年を迎える。興行のことも考えなければいけませんし、ある意味、仙台をも背負ってもいる訳ですから、その苦労たるや半端じゃないですね?

里村:本当にどこまでやればいいのか分からない状態ですね(笑)

※1:ガイアジャパンでレスラーデビューを目指す、竹内彩夏(現在は引退)に密着したドキュメンタリー映画。その異常なまでに過酷な練習の日々は衝撃の一言。必見。/2000年106分 監督:ジャノ・ウィリアムズ

※2:2004年11月3日にガイア・ジャパンでデビュー。団体の解散が決まっていながらも、プロデビューの道を選んだ。解散後は、地元に帰り、スポーツトレーナーを目指す予定だったが、仙女で復帰を果たすことに。

<センダイガールズプロレスリング旗揚1周年記念大会開催>
『戦場 WARトーナメント 準決勝及び決勝戦』

日時:7月22日(日)試合開始17:00
場所:宮城・仙台サンプラザ
当日券情報:15:00から販売開始
SS席  :一般 8500円/小中高 4500円
S席   :一般 6500円/小中高 3500円
2階指定席:一般 6500円/小中高 3500円
3階指定席:一般 4500円/小中高 2500円
3階自由席:一般 3500円/小中高 2000円

<関連リンク>
センダイガールズプロレスリング公式サイト
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