声でキャリアを積むということ

声を出すことは、選手キャリアを積み重ねることにもなります(クリックすると拡大されます)
ところで、声は本来は出すだけではなく、出すことでお客さんに気持ちを伝えなければいけません。

例えば技を出したのにカウント2で返されて悔しかった時、「早く攻めろよー」と思う人もいると思いますが、プロレスラーはそれよりも前に、自分の悔しさをお客さんと分かち合わなければいけないのです。

だから、大袈裟なくらいにマットを全身でバンバン叩いて「スリー!」と大声を出します。攻めることは後でも出来ますが、気持ちを伝えることはその瞬間にしか出来ないのです。しばらく経ってから「さっきのスリー!」といって目をひんむいても、意味わかんないですし。

そして声を出さずとも悔しさ、怒りを体で表現出来るようになると、試合中に発する言葉は徐々に変化していきます。感情に任せて声を出すのではなく、お客さんをコントロールしながら言葉を発することが出来るようになるのです。これがキャリアを積むということです(多分)。

私が考えるところの女子レスラー、特に新人選手が声を出す理由の幾つかはこんな感じです。

声は肉体的・技術的ハンディを補うだけでなく、それ自体が立派な表現方法の一つだと思いますので、試合を見る際には、選手の声の出し方にも一目置いて頂けると、また違った女子プロレスの楽しみ方が出来ると思います。

それではまた次回。

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