“山木のケンカ”だったはずの戦いに、“黒子”の岩倉が担ぎ出された訳

最初の記事発表から2週間後の21日、山木の挑発を受けて柳龍拳が挑戦受諾を一方的に自身のHPに掲載したという記事が「探偵ファイル」に掲載される。柳側は「申込金50万円を支払って札幌で試合」という一方的通告を突きつけたが、逆に山木は東京での公開試合を条件に、もし柳が勝利した場合は500万円の賞金を出すという逆提案を突きつける。さらにルール的には総合格闘技に準じた一対一の対決を要求。巧妙に、柳が過去の他流試合挑戦者に対して行った武器使用や弟子を使った集団攻撃といった、卑怯きわまりない“ノールール”ぶりをあげつらって見せたのである。

ある意味、プロレス的泥仕合を思わせる条件交渉の応酬だが、展開を見守るネット上のファンは否応なしにヒートアップする。お互い引くに引けなくなった両者の衆人環視状態で“言葉の格闘技”は、思わぬ展開を呼び込むことになる。

11月6日に掲載された「ヒクソンも逃げ出す格闘家と試合決定!」という記事では、ついに他流試合の実現が発表され、目突き金的以外の全ての攻撃が容認されるケンカルールが採用されたことが公表される。東京での試合は実現せず、探偵ファイル側が札幌へ。ただし第三者の見学を拒み続けた柳サイドが折れる形で、なぜか対戦者が“当の本人”である山木から、「ヨ~ガ柔術」なるスタッフに対戦相手が変更されていたのである。

地下格闘技の帝王、地上侵攻作戦開始!? (5)に続く

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