狂犬ブラザースの咆吼は、まだ終わらない?! 半年先の気が早い復帰宣言

井田「おーっと、そうはいきませんよ(笑)」

矢作「なんだよ、その意味深な含み笑いはよ?」

井田「All Aboutでの仕事は今回で終了ですけどね。元々僕らの対談はBoutreviewのメルマガ企画だったわけで、最初は“AAJ出張版”とか銘打ってスタートしたんですよ、忘れちゃ無いでしょうね。幸いまだばうれびは潰れてないんで、またお座敷を移して継続しますぜ(笑)」

矢作「うそだろー(頭を抱える)。やだよ、オレはーーー、めんどくせえ」

井田「ま、僕も折角月々のお勤めからは解放されるんで、当分はお休みを頂こうと思ってますけどね。濃いめのコラムも当分は書かないで、業界の推移を見守るつもりです。その後、デイリーニュースの『BOUTREVIEW』本誌とはまた別に、インタビューやコラムを軸にした論説誌面をまず季刊ペースぐらいでのんびり動かしてみようかなと。『BOUTREVIEW Quterly』(仮)ぐらいの感じで、年末なり新年なりから、またつづきをやりましょうよ」

矢作「えらいのんびりしたペースだな(笑)」

井田「だって業界の雲往きが見えないですもん、最初はそんなもんでいいんじゃないですかね(笑)。秋には石井慧の『戦極』参戦ももう少し形になってるでしょうし、『戦極』の地上波放映がほぼ決まりみたいな噂も聞いてますし、年末は魔裟斗の引退試合も決まってるんで、最低限『Dynamite!』だけはあるでしょう。その間に業界もだいぶ変わるでしょうし」

矢作「君が飽きてくれることを節に願うよ。予告編出した仕事は片っ端からさぼるからね。今具体プランを口に出して言ったことで、オレは逆に安心した(笑)」

井田「見てろ、そうはいかないってことを思い知らせてやる(笑)」

矢作「まあ、それはともかく。石井の話が今出てたよね。やっぱ地上波放送は決まりなんかいな?」

井田「んー、あくまで業界雀の噂レベルでは、DREAMとの平行放映で赤阪の局じゃないかという話が出てますね」

矢作「へぇーー」

井田「オリンピックメダリストが二人いる舞台ですし、なんと言っても石井は今商品価値抜群の素材であることは間違えない。彼の所属する芸能事務所『ケイダッシュ』の川村社長と言えば、かつて小川直也をエースに『UFO Legend』を強行して、業界に波乱を巻き起こした人物ですから。まだまだ格闘技への情熱は冷めてないと見るべきでしょう。きっと『戦極』という舞台のポテンシャルを高めるべく、いろんなサポートを仕掛けるキーマンになるんじゃないですかね」

矢作「その読みはオレもあって、君じゃないけどやっぱり業界関係の知り合いに意見を聞いたのさ。今『戦極』の情報番組を放映してるテレビ東京の深夜枠はこの秋で契約終了らしいから、その人曰く、川村社長の影響力がある日テレなんかも視野に入ってるんじゃないかとか、諸説はまだ紛々としてるよ」

井田「まあいずれにせよ、秋から初冬にかけては絶対動きがありますよ。果報は寝て待てばいい。『DREAM』だって、てこ入れがあるかもしれないし。僕の聞いてる、一局平行放映説がホントなら、僕はぶっちゃけ両方がゴールデンで数字を争っても仕方がないと思うんで。比較的ラインナップが本格嗜好で地味な『DREAM』は、いっそ深夜枠の浅い目の枠に移して、試合も勝負論競技論の勝ったマニアが溜まらないカードを徹底すればいいと思うんです。逆に『戦極』は石井もそうだけど、既に『PRIDE』で功成り名遂げた日本人トップクラスのベテランが揃ってて、支持層をそれぞれ持っているんで、スター主義の派手な世界観で、まず一見さんの一般ファンを業界に呼び戻せばいいと思うんですよね。それぞれの舞台がいつまでも『PRIDE』の幻想を再現しようと意地になるより、適材適所に住み分けて、選手のやりとりも含めてもっと柔軟に交流すべきでしょうね」

矢作「一昨年の『HERO’S』と『PRIDE』残党の合流みたいな、野合路線はもう無いかい?(笑)。TBS放映と聞いて、オレは『DREAM』の放映権に『戦極』の選手層が乗っかるような、合流劇があってもおかしくないなとお思ったりもしたんだが…」

井田「んー、どうでしょうねえ。去年の暮れ前後にはなんかそういう空気感も無くはなかったらしくて、両方の首脳陣で何回か顔合わせがあったみたいな話も聞いてますけど、どっちもバックに大きなスポンサーがあることもあり、合体したらしたで、現場の舵取りもそれぞれに既成の態勢があるでしょうから、谷川さんが『HERO’S』をほとんど手放す形で禅譲したような、無血開城方式ではいかないでしょうから、難しいんじゃないですかねえ」

【PART8】『HERO’S』は、格闘技版『ルーキーズ』の世界だったに続く

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