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【アジアシリーズ2006】全試合記録(前半)(3ページ目)

北海道日本ハムが優勝し、台湾代表のLa Newベアーズが健闘した第二回アジアシリーズの全試合を振り返る。

執筆者:コモエスタ 坂本

11/10 サムスン×チャイナスターズ


11/10(金) 12:30/東京ドーム

チャイナ 000 001 0=1
サムスン 000 2101 ×=13

試合総評


サムスン先発は左腕のチョン・ビョンホ。初日に日本ハムに敗れているので、チャイナスターズ戦に必勝を期する。立ち上がり1・2回は上々な滑り出し。3回、チャイナスターズは1死1・3塁とチャンスを迎えるも、後続が断たれ先制機を逃す。

チャイナスターズ先発も、左腕の郭有華。3回までは0点に抑える上々の立ち上がり。試合が動いたのは4回裏。サムスンはチョ・ドンチャンの内野安打をきっかけに、2アウトから6番キム・ハンスがタイムリー2ベース。悪送球の間に2点目も入り、サムスンが2点を先制。

5回裏のサムスンの攻撃はビッグイニングになった。チャイナスターズはこの回から2番手ジュ・ワンユンに投手交代。サムスンは先頭のキム・ジェゴルがレフト前ヒットで出塁、その後2死満塁から大攻勢が始まる。ホームランこそなかったものの、3番手チェン・クンと二人の投手に2アウトから7本のタイムリーを浴びせる。この回合計10点、12-0として試合を決定づける。

その後両チームが6回に1点ずつを取り合うものの、13-1の7回コールドで、サムスンが勝利した。

チャイナスターズ総評


初日のラニュー戦同様、相手打線の打順が一回りする3回までは試合がもったが、中盤から崩れた。特に4回・5回ともに2アウトからの得点で、合計12点と流れを切れなかったのは厳しい。先発の郭有華は4回2失点とまずまず試合を作れたが、2番手・3番手がまるでバッティング投手のように打たれた。

打線は初日よりも湿り気味。チョン・ビョンホにタイミングが合わず、3回の先制機に得点できなかったことが後まで響いた。途中までは試合になっていたが、一方的な展開になって以降は守備も含めてガタガタと崩れ、いいところがあまり見られなかった。

サムスン総評


5回の大攻勢は、今シーズンのサムスンの「つなぐ野球」を発揮でき、前日の日本ハム戦で1点に終わった鬱憤を晴らした。しかし、3番の中心打者「万歳打法」のヤン・ジュンヒョクにまだヒットが出ない。

投手はチョン・ビョンホが無難にまとめ、決勝進出のためには絶対に落とせない星をものにした。サムスンは1勝1敗とし、3日目第2試合のラニュー戦に臨む。


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