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【アジアシリーズ2006】全試合記録(前半)(2ページ目)

北海道日本ハムが優勝し、台湾代表のLa Newベアーズが健闘した第二回アジアシリーズの全試合を振り返る。

執筆者:コモエスタ 坂本

11/09 日本ハム×サムスン


11/09(木) 18:00/東京ドーム
北海道日本ハムファイターズ(日本)×サムスンライオンズ(韓国)

日本ハム 000 104 002=7
サムスン 000 100 000=2

試合総評


サムスンの先発は軟投派右腕のイム・ドンギュ、サムスンのローテーションでは4番手格のピッチャーだ。初回、3番小笠原にフェンス直撃2ベースを打たれるものの、後続を断つ。その後も3回まで0点に抑えるが、4回に日本ハム4番の稲葉にソロホームランで先制を許す。

一方、日本ハムの先発は左腕八木。上々の立ち上がりを見せたが、4回裏、ショート金子のエラーを足がかりにノーヒットで1点を失い、同点に追いつかれる。5回途中、八木は先頭打者に四球を出したところで肩に違和感を訴え途中降板したが、急遽登板した押本が後続を断つ。

6回表、日本ハムが2番手カン・ヨンシクと3番手クォン・オジュンを攻め、この回先頭打者の1番森本の2ベースをきっかけに、稲葉のタイムリー・田中幸の押し出し・鶴岡のタイムリーで4点を挙げ、5-1とリード。9回にも小笠原が2点タイムリー二塁打でダメ押し。

日本ハムは押本以降、建山-武田久-マイケルの盤石のリレーでサムスン打線を散発三安打に抑え、まずは初戦を快勝した。

サムスン総評


シーズン中からあまり打てる打線ではなく、特に4番打者に苦しんでいた。いい投手陣にかかるとひとたまりもないのは、この日の結果が物語っている。散発3安打では何もできない。

先発のイム・ドンギュはのらりくらりと好投したが、6回以降に登板したリリーフ陣はあまり調子が良いとは言えない。「KOパンチ」の「K」であるセットアッパーのクォン・オジュンも、コントロールが定まらずいきなり押し出しの四球だ。

この日はサムスンにとっては「捨て試合」だったのかもしれないが、日本ハムとの力の差を見せられ、決勝進出・あわよくば優勝を狙うサムスンにはいいスタートだったとは言い難い。

日本ハム総評


途中降板はしたが5回途中まで投げた八木と、リリーフ陣の好調ぶりを示した。同点に追いつかれた4回、押本が急遽登板した5回のみが危ないシーンで、6回表に5-1とリードしてからは全く危なげない展開。

サムスンの陰で目立たなかったが、パスポート問題のセギノール・引退の新庄を欠く打線は薄い。3・4番の小笠原と稲葉が活躍したが、下位打線の非力さが目についた。


【11/10 サムスン×チャイナスターズ】→
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