メジャーと日本プロ野球との差はあるか?

松井秀喜
松坂大輔をはじめ、その活躍でメジャーと日本プロ野球の差がグッと縮まった感がある
日本のプロ野球のキャンプが始まった。その中でも西武期待のゴールデンルーキー菊池雄星投手(18)が初日からブルペンで捕手を座らせての86球を投げた。しかも、ストレートは140キロを超える“全力投球”を披露。2日目も78球を投げている。これは、嬉しいニュースである。

最近よく聞かれることは、メジャーリーグと日本のプロ野球との差だ。少し前までは、メジャーリーグがかなり高いレベルのものと思われた。それが、野茂を始め、佐々木、イチロー、松井秀、松坂、岡島、斎藤ら日本人メジャーリーガーの活躍で、その差がグッと縮まった感がある。メジャーリーグのレベルが下がったのか、日本のプロ野球のレベルが上がったのか。

答えは、両方とも正解である。メジャーリーグのレベルは確かに下がった。その最大理由は黒人プレーヤーが減少したことにある。野球よりもよりお金が稼げるNFL(アメリカンフットボール)やNBA(バスケットボール)へ流れ、レギュラーの黒人が圧倒的に少なくなった。日本のプロ野球のレベルも間違いなくアップした。トレーニング方法の向上、栄養面の改善などでよりメジャーに近い体調管理が可能となり、けっして引けを取らない体になったことが大きい。もともと基本に忠実で、技術力もある日本人プレーヤーだけに、体の違いがポイントだったのだ。