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千葉ロッテ、31年ぶり日本一の軌跡(5ページ目)

激戦のプレーオフと日本シリーズを制し、31年ぶりに日本一に輝いた千葉ロッテマリーンズ。2005年シーズンの優勝の軌跡を振り返る。

執筆者:コモエスタ 坂本

日本シリーズ

【第1戦】(10/22)
阪神  000 010 0=1
ロッテ 100 031 5X=10

ロッテは初回、今江の1号ソロで先制。5回表、阪神は藤本の犠飛で同点に追いつくが、その裏ロッテは阪神先発の井川を捉え、今江・サブローのタイムリー二塁打で3点を取り、4-1と勝ち越し。ロッテは6回に李のソロ、7回には里崎の3ランとベニーの2ランで2ケタ得点。7回裏攻撃途中、シリーズ初の濃霧コールドゲームとなる。ロッテ先発清水は阪神を5安打に抑え、完投勝利。

【第2戦】(10/23)
阪神  000 000 000=0
ロッテ 110 005 03×=10

ロッテは初回、先頭西岡の二塁打を足がかりに、阪神今岡の悪送球で1点先制、2回にも1点を追加。6回ロッテは阪神先発安藤を捉え、サブロー・フランコの連続ホームランで3点追加。なおも代わった江草から李が2ランを放つ。8回ロッテはさらに3点を加え、連夜の2ケタ安打・2ケタ得点。ロッテ先発の渡辺俊は阪神を散発4安打に抑え、完封勝利。この試合でロッテ・今江はシリーズ新記録となる8打席連続安打を達成。

【第3戦】(10/25)
ロッテ 010 200 700=10
阪神  010 000 000=1

ロッテは2回、ベニーの犠牲フライで1点先制。その裏阪神は1死2・3塁から関本の三ゴロで同点に追いつく。4回、ロッテは1死満塁から里崎のショートゴロの間に勝ち越し、なおも今江の当たり損ね内野安打で1点を追加、3-1とリード。防戦の阪神は6回、先発下柳から藤川にスイッチする。6回は三者凡退に抑えるものの、7回ロッテは無視満塁から橋本がセンター前2点タイムリーを放ち、藤川をKO。なおも代わった桟原から西岡タイムリー、福浦の満塁ホームランでダメ押し。ロッテは先発小林宏が6回を1失点、その後は小野-藤田-藪田のリレーで無得点に抑える。打線は3戦連続2ケタ安打2ケタ得点を記録。

【第4戦】(10/26)
ロッテ 020 100 000=3
阪神  000 002 000=2

ロッテは2回、李の2ランで先制、4回は李のタイムリー二塁打で3-0とリード。ロッテ先発セラフィニはランナーを出しながらも5回まで0点に抑える展開。6回裏阪神はセラフィニを1死1・2塁と攻め立て、代わった2番手小野から今岡・桧山のタイムリーで1点差までに詰め寄る。阪神は先発の杉山を4回途中で下げ、能見-福原-ウィリアムス-藤川-久保田と必死の継投策で凌ぐも、ロッテも小野以降藤田-藪田-小林雅と繋ぎ、阪神の反撃をかわしてゲームセット、無敗の4連勝で2005年シーズンの日本一に輝いた。シリーズMVPには15打数10安打のロッテ・今江が選出された。


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