同じパ・リーグのドラフト1位同士、平沢VSオコエ

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どの競技でもライバルという存在は重要である。野球の世界でも例外ではない。古くは、長嶋茂雄と王貞治、もしくは長嶋茂雄と村山実、王貞治と江夏豊。最近ではダルビッシュ有と田中将大とか、柳田悠岐と山田哲人など、野手対野手、野手対投手、投手対投手と形は違えど、切磋琢磨するには必要不可欠な存在なのだ。

今季、楽しみなライバルが誕生した。ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=と楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一高=の2人である。

昨年の夏の甲子園を沸かした2人は、同じパ・リーグのチームに属し、しかもドラフト1位同士。ただでさえも気になる存在だが、ことのほか“勝負”に関して早くもガチバトルを展開しているのだ。


平沢が“世界制覇”なら、オコエは“宇宙制覇

どちらかといえば、オコエの方が平沢にジャブを出している。象徴的だったのが1月11日だった。ロッテは「新入団の全選手が新人王を目指してほしい」という山室球団社長の願いを込めて、新人合同自主トレを1月11日、午前11時11分11秒からスタートさせた。この模様と練習後の撮影の様子をテレビで見たオコエは、「その時、平沢は時計を持って、カメラにパシャパシャされていたんで、しっかり練習しろよ、と思いました」とバッサリ。同じ日にこうも言っていた。「あいつは今、免許を取りにいっている。僕はもう持っているので勝っていますね。何でもかんでも勝負です。野球のこと以外でも」。

オコエは普通自動車運転免許を昨年12月中に取得しており“先手”を取っている。野球とは関係ないところでも、ライバル心はメラメラなのだ。

また、入団発表の会見でもオコエは見逃さなかった。「入団発表のとき、あいつは“世界制覇”って書いたのを持っていたんです。自分はそれ以降、“宇宙制覇”と書くようにしているんです」。つねに平沢の上をいかなければ気が済まないのだ。
これに対して平沢も「バチバチですよ」と受け止めているから、今後、2人の関係はヒートアップしていくことは間違いないだろう。

平沢は1月23日に合同自主トレを打ち上げた。21日の練習中にはフリー打撃で“頭部死球”を受けるアクシデントがあったが、「大丈夫です。ケガをしたら終わりなので、しっかりとトレーニングを積んで強い体をつくりたいです」と言い切った。2月1日からは(一軍)でのキャンプが決定しているだけに、伊東監督の期待も大きい。

一方、オコエも梨田監督が「守備はすぐに一軍で通用する。キャンプは一軍で考えている」と明言している。

つまり、次なる舞台は一軍での春季キャンプ。次代のスター候補である2人からかたときも目が離せない。


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