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外国人記者の見た日本プロ野球 「とある日本パ・リーグの試合」(3ページ目)

2004年日本シリーズ覇者である西武ライオンズのパ・リーグ公式戦最終戦を観戦した、デビッド・ワング氏によるレポート。

執筆者:コモエスタ 坂本

後日談

このゲームがライオンズ・マリーンズ双方の最終ゲームだと聞いていたが、実際にはパシフィック・リーグの残り試合が全て終了した後、ストライキによって中止になった2つのゲームが行われないと確定した。

このゲームに勝ち、プレーオフ出場への可能性を残したマリーンズだったが、最終的には日本ハムファイターズに3位を奪取され、さらに代替ゲームが消えた時点でその望みが断たれた。

パシフィック・リーグを2位で終了したライオンズは、当リーグでのみ行われるプレーオフのファーストステージでファイターズを破り、さらにセカンドステージでも福岡ダイエーホークスを破り、日本シリーズの出場権を得た。

さらにライオンズは、日本シリーズでセントラル・リーグ優勝の中日ドラゴンズを倒し、パシフィック・リーグ2位から日本一になった。ここ何年かのMLBと同じ状況である。レギュラーシーズン2位は優勝者に近いのだろうか…。ちなみに、セントラル・リーグにはプレーオフはなく、パシフィック・リーグのプレーオフが始まったのも今年だそうだ。

一方、球団削減問題は、新しい球団が加わることが決定し、一応の解決を見た。しかし、日本プロ野球の経営問題は根本的に解決されていないようなので、数年は厳しい状態が続くだろう。


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