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サッカーでも増加中の“ヨコシマ”なクラブ(2ページ目)

サッカーのユニフォームと言えば、縦縞(タテジマ)のイメージが強い。だが、もともと区別のために用いられた縞模様は、ラグビーのように横縞(ヨコジマ)も存在し、最近では世界的に少しずつ増加中である。

執筆者:斉藤 健仁

少数派だが、世界各国に存在するヨコジマ

バイエルンは昨シーズンから横縞を採用
そう言えば、かつて中田英寿氏が活躍した、イタリアのパルマも1998年から2004年まで青と黄のヨコジマを採用していたものの、このデザインを採用した理由は不明である。現在は創設当時のデザイン(十字柄)に戻しているが、ヨコジマ時代の方がUEFA杯やイタリア杯優勝など好成績を残しているために、ヨコジマは縁起のいいデザインとして復帰を望む声が高い。

他にヨコジマのユニフォームといえばどこが思い浮かぶだろうか。ポルトガルのリスボンやドイツのグロイター・フュルトのユニフォームもセルティックと同じ緑白のヨコジマだ。因果関係は詳しくわからないが、両チームともセルティックより後の時代にできたチームである。イングランドのレディングやQPRなどのユニフォームもヨコジマであり、各国に少なからずヨコジマが存在する。

やはり、ユニフォームの色や柄は、他クラブのユニフォームとの区別することが第一義的な目的である。サッカーのクラブがヨコジマのユニフォームだってまったく問題はない。現在のように、タテジマはサッカー、ヨコジマはラグビーといったイメージは19世紀後半や、20世紀前半にはあまり強くなかったのでは。
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