まずはオート設定で撮ってみましょう
クワガタの表面に白く反射している部分がディフューザーからの光が当たったもの。 |
まず最初は、すべてオート設定で撮影してみましょう。フラッシュが使える設定にして、クワガタにピントを合わせて、何枚かシャッターを切ってみてください。
撮影してみて、画像をチェックしてみてどのような写りになっていましたか?
その最初の写り具合から、撮りたいと思うイメージのものに近づけていけるように設定を微調整していきましょう。
もし、フラッシュの光が強いなら、フラッシュの光具合を弱めるように設定していきます。反対に弱いなら強めるというように。フラッシュの調整はビギナーの方には多少難しいところがあるかもしれませんが、慣れれば簡単です。フラッシュの光については、『フラッシュの光はどこまで届くの?』の記事も参考してみてください。
ぴったりピントを合わせ、絞りは深めに
さらに大事なことはピントがクワガタに合うように撮るということ。大きなものは、10数センチあるクワガタですが、その一部にマクロレンズを通してピントを合わすとなると、最初は難しいかもしれません。
オートフォーカスでは、ピント合わせがやりにくい場合は、マニュアル操作に切り替えてみましょう。微妙なピント合わせはマニュアル操作のほうがやりやすいことがあります。
そして、マクロレンズで撮影するときに気をつけたいのが、絞り。絞りと聞いてもわからない方もいるかもしれません。簡単に説明すると、ピントの合う部分のことを指します。
マクロレンズでは、このピントの合う部分が浅いと一部分しかピントが合った写真になりません。ですので、出来るだけ絞りは深めのほうがいいでしょう。絞りの基本的にことについては、『露出なんて簡単カンタン!?』の記事や『露出はこれでマスター!』などをご参考に。
そして、ここだ!と思ったら、迷わずシャッターを切ってください。いかがですか、かっこよいクワガタの写真が撮れましたか。
クワガタは生き物ですから、動きます。その動きを止めていかに撮るか、またどのパーツを撮るとより効果的かなどについて後編でご案内したいと思います。『クワガタをかっこよく撮る方法 後編』の記事もお楽しみどうぞ!
写真・テキスト 瀬川陣市
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