場所を確保しないと満足する撮影は難しい
ビルに囲まれた場所ならば、そのビルも被写体のひとつとして生かしてみるのも方法。 |
隅田川花火大会は、歴史はあるものの、現在は花火を鑑賞するのは少し困難になっている場所と言っていいでしょう。
川の周りは高いビルや高架道路に囲まれ、まったく何も阻まれることなく見学することは難しい花火大会です。見学良好な場所は、"特等席"としてすでにプレミアシートとなっていることでしょうから、通常では取れない席です。
しかし、なんとか隅田川花火大会を撮りたい、そういうときには、まず出来るだけ見やすい場所を確保することも大事ですが、見方を変えてみるのもいいのではないでしょうか。つまり都会の見難い花火大会として撮ってみるというのも一手です。
ビルの隙間から見える花火、というのもここの花火大会ならではの風景。ならばそれを撮ってしまおうというわけです。
たくさんの観客の真上に上がる花火、という写真もよく新聞報道の写真では見られます。すべてをきれいに撮るという方法を捨ててしまったほうが、隅田川花火っぽい写真になるかもしれません。
また、隅田川花火大会では、花火コンクールも行われていて、一発ずつ打ちあがる時間帯があるのでじっくり撮影するには、適しています。いい場所が確保できたなら、ひとつずつじっくり撮ってみるのもいいですね。
2006年の隅田川花火大会の様子は『写真で楽しむ、隅田川花火大会』からご覧下さい。
隅田川花火は、二箇所から打ち上げられます。奥見えるのが、第一会場、手前が第二会場。両方を一度に見られる場所は限られています。 |
全体の風景を取り入れた写真は、その会場の雰囲気を伝えるのにはいい撮り方。 |
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