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フライキャスティングを覚えよう!(3ページ目)

難しいフライのキャスティング。いきなり遠くに飛ばそうとせずに一歩一歩マスターしていきましょう。まずは基本となる投げ方から解説します。

執筆者:中山 一弘

ロールキャストを覚えよう

もうひとつ、即戦力として初心者でもすぐに使えるキャスティング方法を紹介しておこう。「ロールキャスト」と呼ばれる投法で、一回も頭上をラインが通らないので混雑した釣り場でも他人に迷惑を掛けないやさしいキャスティングだ。

投げ方は簡単でラインを出したら、すーっとロッドを直線よりやや外側へ持ち上げる。頭上を越したあたりでラインがティップの真下あたりまで垂れ下がるのを待つ。ラインが落ち着いたら、ロッドをゆっくりと前方に押し出す感覚で振り下ろす。すると、ラインは円を描きながら前方へと走り出すはずだ。

一日あればマスターできるぐらい簡単なキャスティングなので、すぐに釣りにいきたい人にオススメ。このテクニックは上達してからもいろいろな場面で使うことになるので、距離やスピードをコントロールできるとなおよし。ちなみに、マーカーを使った浮き釣りなど、水面下の釣りをしているときは、一度のロールキャストで投げようとせず、一回目は軽くフライを水面近くまで浮上させるためにキャストし、すぐにもう一度ロールキャストするとスムーズに前方へ飛ばすことができるぞ。


ラインを出したらロッドの先端を頭上より後方へもってゆく。このときロッドの先端は直線よりやや外側を通るように若干倒しておく。
ラインがロッドの先端から真下へと(ここは傾斜があるので画像では真下に下がっているように見えないので注意)移動するまで待つ。
ラインを前方へ押し出すイメージでロッドを振り下ろす。
するとラインはロールしながら前方へと移動しはじめる。
力がうまく伝わると、先端のロールがほどけてゆく。
これでロールキャストは完了。後方に振れないときや、混雑している管理釣り場などではこのキャストが有利だ。



地道に練習! こっそり教えます!

キャスティングの練習場所なんてないやい! というあなた! そんな人でもこっそり練習できる方法を教えておこう。用意するのはロッドとヤーンと呼ばれる紐状のマテリアル。ロッドもあり物で十分だし、ラインも少し重みがあってしなやかなものなら手芸用の素材でもオッケー。これを画像のようにセットして、あとはオフィスの踊り場や廊下で振るだけ。スペースが少なければロッドを短く持ってラインを短くしてフォルスキャスト、十分なスペースならロッドを長めに持ってラインも長くとってフォルスキャスト。といった具合に簡単にトレーニングができる優れものだ。とにかくキレイなループを描けるよう一定の軌道で、リストをあまり使わずロッドを操作するのがコツ。これで上手にキャストできるようになればしめたもの。あとは自分のタックルでも同じことができるようにキャストするだけだ。

ありもののロッドと重みのあるしなやかな紐。これだけあればキャスティングの練習はできるのだ。
なんとこんな小さなスペースでも練習できる。短くロッドを持ってバックキャストとフォワードキャストを繰り返そう。


とにかくフライのキャスティングはどんどん振るしかない。イメージをしっかり持って楽しみながら練習して欲しい。

次回は釣りに行く前の準備についてのお話です!お楽しみに!


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