低体温を改善する方法
低体温の改善には温かい飲み物が◎。仕事の合い間にショウガ湯でほっとひと息
1日1回、37度以上に体温を上げる
1日1回、強制的に体温を上げて汗をかくことが、低体温の改善につながります。手っ取り早い方法は、バスタブに肩までつかって汗をかくことです。お湯の温度は、副交感神経が優位になる「41度」が最適です。42度になると交感神経が優位になり、興奮状態になって眠りにつきにくくなるので注意してください。顔ヨガ・頭皮マッサージを行う
低体温だと血流が悪くなり、頭部に血液が届きにくくなります。血液は、細胞に酸素や栄養を届け、老廃物を回収する役目を担っています。顔ヨガや頭皮マッサージを行って、頭部の血流を促進しましょう。また、筋肉は血液を流すためのポンプの役割を果たしています。顔ヨガは、表情筋(=顔の筋肉)を鍛える運動ですから、毎日続けることが大切です。通勤時間や仕事の合間、バスタイムなど、いつでもどこでも顔ヨガを行いましょう。お昼に少し横になる
起きているときは頭が常に上にあるため、血流が悪くなっています。可能であれば、お昼に頭が心臓と同じ高さになるよう、横になることをおすすめします。身体が温まる食事を摂る
冷たい飲み物・食べ物は身体を冷やし、低体温の原因につながります。身体が温まるものを積極的に摂取しましょう。特に、近年人気のショウガは身体を温める代表的な食物です。粉末のショウガ湯やショウガキャンディーなど、手軽にショウガが摂取できる商品も登場していますので、利用してみてもよいでしょう。また、リンゴやニンジンなど免疫力をアップさせる食物や、ストレスを解消するギャバを多く含むトマトもおすすめです。
ケーキなどの甘いものやマンゴーやバナナなどの南国産フルーツは身体を冷やしますので、摂取はほどほどにしましょう。
筋肉を鍛える運動をする
血液を運ぶポンプの役目を果たす筋肉が衰えると、血流が悪くなります。「筋肉を鍛える」といっても激しいトレーニングをする必要はなく、ストレッチやスクワットなど軽い運動でOKです。腹筋や背筋を意識して正しい姿勢をキープしたり、足を上げることを意識して階段を上がったりするだけでも効果があります。血流がよくなると同時に、筋肉から熱が発せられ、体温が上がる方向に導かれますので、毎日続けることが大切です。
低体温は、あなたの知らないうちにかかる「現代病」なのかもしれません。生活習慣を見直して、改善しましょう。