日本のアートシーンを盛り上げる「GEISAI」

誰でも参加することができるアートイベント

10回目を迎えたGEISAIは、毎回多くの出展者と来場者で賑わう

GEISAIとは、現代アーティストの村上隆の呼びかけにより、2002年に始まったアートイベント。プロデビューを狙うアーティストやクリエイターなどが参加し、大きな会場に「ブース」というかたちで区分けられたスペースにたくさんの作品が並びます。

似たようなかたちで行われているフェスティバルは他にもありますが、GEISAIの大きな特徴は下記の3つ。

• 各賞が設けられており、審査員が豪華
• 多数の観客（1日で1万人）が来場
• 作品購入や展覧会等へのスカウトが積極的に行われている

例えば歴代の審査員には、森美術館副館長の南條史生、美術評論家の椹木野衣、アーティストの奈良美智、建築家の安藤忠雄、ミュージシャンの曽我部恵一など蒼々たる顔ぶれが並びます。よって、出展するアーティストも意欲的で、受賞を機にギャラリーでの個展が実現したり、海外の展覧会へ参加したりといったことが多くあるようです。

また、一般の来場者にとっても、そのような数々のアーティストの作品を一緒に見ることができるのは魅力的な機会。ブースに出展者がいれば、作品について直接コミュニケーションをとってみたり、購入の交渉をすることもできます。

出展者であれ、来場者であれ、イベントの趣旨に惹かれた者が自由に参加して楽しむことができるフェステイバル――それがGEISAIです。

GEISAIはおおよそ年に2回開催されていて、先日（9月18日）に第10回が開催されました。今回はそのレポートを通して、GEISAIの魅力をお伝えしたいと思います！

【GEISAI#10】　http://www.geisai.net
■日時　2006年9月17日（日）10:00～18:00
■会場　東京ビッグサイト東4ホール
■入場料
　一般　1,500円
　小・中学生　700円
　16時以降入場者　700円
　小学生未満　無料

次のページでは、GEISAI#10の雰囲気をご紹介します！