アート・美術展/アート・美術展関連情報

2006年7月の展覧会・イベント情報(3ページ目)

毎月おすすめの展覧会・イベント情報をお届けします。2006年7月はルーヴル美術館展、パウル・クレー展、奈良美智+graf A to Z、アサヒ・アート・フェスティバルの情報をお届けします。

執筆者:橋本 誠

YOSHITOMO NARA+graf A to Z

ソイ・サバーイ
<束の間の美術館ソイ・サバーイ>
Silpakorn University (タイ・バンコク)におけるコラボレーション作品
Photo:Hako Hosokawa (C) 2006 Yoshitomo Nara+graf
かわいくもいたずらっぽい目つきをした子供など、独特の親しみやすいドローイング作品などで知られている現代アーティスト奈良美智──。彼の故郷である青森県弘前市で、少し変わった展覧会『A to Z』と題したプロジェクトが行われます。

タイトルにある通り、このプロジェクトは奈良美智と、家具のデザインや空間演出などで知られるgraf(グラフ)というクリエイティブユニットが中心になって行われてきました。

お気づきの方、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、4月の記事でご紹介した南青山の「A to Z cafe」もその一環だと言えます。

Eve of Destruction
奈良美智《Eve of Destruction》2006
acrylic on canvas/117.0x91.0cm
(C)2006 Yoshitomo Nara
Photo:Yoshitaka Uchida/nomadic studio
courtesy Tomio Koyama Gallery,Tokyo
ノンセクト・ラディカル
<ノンセクト・ラディカル 現代の写真> 横浜美術館(神奈川)におけるコラボレーション作品《Kabul Note2002》
Photo (C) 横浜美術館
吉井酒造煉瓦倉庫
吉井酒造煉瓦倉庫(弘前)
Photo (C) Hako Hosokawa
奈良美智とgrafは、2003年より東京、横浜、大阪、台湾、韓国、ニューヨーク、ロンドン、バンコクなど世界各国の様々な都市でコラボレーション作品を発表してきました。

独特の味わいのある「小屋」をつくり、内部をアトリエに見立てて作品だけでなく、奈良美智の身の回りにある様々なものを合せて展示したり、通常のスケール観とは異なる大きな家具を合せて展示することでノスタルジックな環境を演出したりと美術館やギャラリーといった空間には簡単に収まりきらないコラボレーションを行ってきました。

今回会場となるのは、戦前、東北最大の酒造所であった弘前の吉井酒造煉瓦倉庫。奈良美智が少年時代に眺め育っていた、大きくて、外見も魅力のある建物です。

企画、運営はなんと、すべてボランティアスタッフで行われているとのこと。多くの人の、「元酒造所という独特の空間で、奈良美智とgrafのコラボレーションを見てみたい」という思いに支えられ、実施される展覧会、プロジェクトなのです。

会場は展覧会のための空間につくりかえられ、今まで展覧会のたびに廃材で作られてきた小屋と、さらに新しく、現地制作により制作される小屋の全部で40以上の空間により構成。架空の街のような空間の中で、奈良美智とゲストアーティスト8人による作品が展示されるそうです。



【YOSHITOMO NARA+graf A to Z】
■会期  2006年7月29日(土)~10月22日(日)
■会場  吉井酒造煉瓦倉庫(青森県弘前市吉野町2-1)
■休館日 月曜日(7月31日は開館、月曜が祝日の場合は翌火曜休館)
■開館時間 10:00~19:00(閉館の30分前まで)
■入場料
一般  \1,000
大学生・高校生 \700
中学生・小学生 \300
■問合せ 0172-40-3018(A to Z実行委員会)
■主催  A to Z実行委員会


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