男の夜遊び/男の夜遊び関連情報

君は"裏新宿ヒルズ"を知っているか(2ページ目)

前回に続き、大久保エリアの夜遊び情報を。バーやショップ、それにギャラリーやスケボーの屋内ラインなどで構成された、築40年以上経つラブホテルを1軒まるごとジャンクに改装した裏新宿ヒルズ(!?)だ。

大脇 克浩

執筆者:大脇 克浩

男の夜遊びガイド

計算され尽くしたテキトー具合が最高!

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夜な夜なスケーターたちが集うという『年輪』。奥にはQP先生のレターがデカデカと描かれている
さて、初体験、鏡張りのエロいエントランスを抜けると、右手にスケートッランプが楽しめる『年輪』。無料でデッキも貸し出してくれるそうなので、初心者でも安心して楽しめそうだ。

その向かいは大きなラウンジ風のバー『$1000000来音(ヒャクマンドル ライオン)』が。アルコールはもちろん、食事メニューも充実しており、特筆すべきは何処に座ろうか迷うほどのジャンクな内装。ラブホの元ダブルベットの上にちゃぶ台を置いただけというテーブルなど、その計算され尽くしたテキトー具合がいい。


2Fはショップ&ギャラリー

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写真上/取材当日はバンドのPV撮影で使われていた『$1000000来音』。写真下/AKOさんデザインのオリジナルを多数扱う『UNCLOAK
次に、赤一色でこれまたエロい階段を登り2Fへ。このエリアはショップ中心で、『ゲトー』のオーナーでもあるAKOさんの店『UNCLOAK(アンクローク)』とスケートカルチャー系子供服を扱う『FLAKE』を筆頭に、『SCATTER BRAIN(スキャターブレイン)』『NITRO INJECTION(ニトロインジェクション)』『CORNER(コーナー)』等々、さらに、数々のショップを巡る間にちょっとブレイクできる古い和式トイレを改装したギャラリーも楽しい。

そして、ここを訪れたらぜひ立ち寄って欲しい、ラブホの部屋そのままをギャラリーにした『百GALLERY』。ドキュメント映画「死化粧師オロスコ」が有名な死体写真家・釣崎清隆先生やケロッピー前田先生など、そのスジには熱狂的ファンを持つ先生方の個展が続々と開催されるのである。ラインナップを言葉で表すのは極めて難しいのだが、要するにまあ、凶暴凶悪。"バースト"で"死体に目が眩んで"な個展、と思ってもらえばいい。ワケ分からんか?

その徹底したやりたい放題ぶりは、文字通りゲトー(スラム街や孤立集団などの意)と呼ぶに相応しい。さらに同エリアではコリアンタウンに似つかわしくない改築中の店舗をいくつか目撃しており、これらの動きがさらに加速して小さな福生のようになれば面白い。六本木や裏原宿なんてチャラチャラした街はどーも好かない、というハードコア志向な諸君にとって、裏新宿はますます充実した街になりそうだ。
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