歌舞伎町の一軒家でおばんざい
店内は間接照明が暖かく包み、ついつい長居したくなる雰囲気。掘り炬燵に脚を入れれば、お香が2人の距離をグッと近づける。 |
右の写真を見て、ただの中庭がある料亭だと思うなかれ。ただのオシャレな飲食店だと思うなかれ。実はコレ、「茶茶 花」なるお酒と京都のおばんざいが楽しめるお店。"お洒落な店なら六本木や西麻布に行けばいくらでもあるワイ"と思ったアナタ。この場所が新宿歌舞伎町のど真ん中なら、どうだろ。ちょっとは驚いてくれただろうか。
時刻は深夜10時。ネオンに誘われるまま歌舞伎町に迷い込んだボクと彼女は、喧騒から離れた路地裏に一軒家を発見する。茶茶花は昭和初期に建てられた一軒家をそのままパリッと改装したお酒とゴハンが楽しめるお店。世間ではこのテのお店をダイニングバーととらえるフシもあるが、それとは違う。料亭の高級感や堅苦しくないラウンジの雰囲気など、美味しいところ全部さらってます。
ゴールデン街のちょうど入り口あたりの四季の道沿いに位置する。派手なネオン看板はなく、まわりの緑に紛れてひっそりと建っていて、一見してそこがお店だとは分からない。店内は、当時の柱や梁をそのまま活かした京都の町屋風で、アルミのカウンターや鏡などで現代風にアレンジしている。
町屋風ラウンジでまったり
南瓜のホクホク煮(525円)。素材を活かした仕事に、ゴマ風味のソースが華を添える。女性向けの甘い味付けがオトナは嬉しい。 |
室内にはお香が微かに香り、リラックスムードのなか食欲を刺激してくれる。僕的には、ここにDJブースがあってハウスなんかが流れていたら最高なんだけど……って、ちょっと欲張りすぎですね。ココで食べられる料理は、旬の素材を上品に調理したおばんざい。その数は約100種類以上もある。最後に抹茶とお茶菓子を出してくれるのもうれしい。
離れは10名まで収容可。コースは3,500円~で、リーズナブルな上に大満足のボリュームだ。 |
個室が多いのも魅力だが、さらに感動的のは、母屋とは別に10人まで利用できる独立した離れがあること。席は掘り炬燵式になっていて、宴会シーズンに最適。この計108席もある大きな一軒家が、平日、週末問わず満席になるという盛況ぶり。
そうそう、訪れる際は予約も忘れずに。
【「茶茶 花」店舗紹介】
●ホームページ:茶茶 花
●TEL:03-5292-2933
●OPEN:17:00~28:00(月~23:00)
●ACCESS:東京都新宿区歌舞伎町1-1-1(Yahoo地図)
●コース:3,500円~
●MENU:
・お造りの盛り合わせ(一人前)1,575円~
・花のさらだ 840円
・芋もちのそぼろ煮 525円
・京の卵焼き 525円
・かぼちゃ煮の利久あん 525円
・京生麩の田楽 735円
・湯葉きんちゃくのうま煮 683円
・昔ながらのコロッケ 735円
・じゃこごはん 630円
・豆乳プリン 315円
午前2時、まだまだ眠らない。歌舞伎町ツアーの続きは次ページへ!