映画史上最高作との誉れ高い逸品
第1位:『2001年宇宙の旅』

2001年宇宙の旅
2001: A SPACE ODYSSEY
『2001年宇宙の旅』
遥か昔の地球で、猿がある日、「モノリス」という磁力板のようなキューヴに触れた後、骨という武器を持ったことから進化がはじまり、その骨を天高く放り投げると宇宙船にシフトするという映画史に残る素晴らしいシーン!

「発達したテクノロジーは神」だということは何度か鑑賞して感じるところかもしれません。故に神の不在、大自然の根本にはテクノロジーの究極があるのか、この世のはじまりはビックバーンからだと言われていますが、それすらテクノロジーのなせるワザなのかもしれないと、途方にくれる命題を私たち人類に問いかける哲学映画と言ってもいいのかもわかりません。

美術もまた素晴らしい。暗い宇宙に白く映えるディスカバリー号(宇宙船)。画面の中央から広がりをみせる左右対称の構図の多さ、そしてミニマリズム彫刻を彷彿とさせるモノリスの美しさ……。

ほとんどセリフのない本作は、HAL9000というコンピュータの反乱。モノリスの正体。スターゲイト。スペース・ベイビー。多くの謎を残し、観た者が自ら解釈する作品!ガイドは、劇場で3度、レーザーディスクで何十回と観た本作は、セットや映像のみならず、音楽の構成も素晴らしい映画史上のNo.1作品と言ってもいいでしょう。

[作品紹介]
・1968年/アメリカ=イギリス映画/上映時間:139min
・監督:スタンリー・キューブリック
・原作:アーサー・C・クラーク
・出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド


70年代、そして60年代の日欧米のベスト5をお届けしてまいりました。そして次回のベスト5シリーズは50年代ではなく、80年代でいきたいと思っています。お楽しみに。



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