鬼才ロマン・ポランスキー監督のパロディ映画
『吸血鬼』
ドラキュラ・パロディ映画の傑作『吸血鬼』 |
作品は笑えましたが、本作『吸血鬼』で愛を育んだロマン・ポランスキーの妻で当時(1969年8月9日)妊娠8ヶ月だった女優のシャロン・テートは、カルト集団「マンソン・ファミリー」に殺害されるという痛ましい事件がありました。
[作品紹介]
・1967年/アメリカ=イギリス映画
・上映時間:108min
・監督:ロマン・ポランスキー
・出演:ロマン・ポランスキー、ジャック・マッゴーラン、シャロン・テート
アンディ・ウォーホルが監修した
『処女の生血』
今の時代では長生きできそうもないドラキュラ伯爵の悲しいお話『処女の生血』 |
ああ、悲しすぎるドラキュラ伯爵。吐く場所も血の赤が映えるように白地にオェー(笑)。ドラキュラを演じたウド・キアの怪演も見もののカルト映画。
[作品紹介]
・1974年/フランス=イタリア=アメリカ映画
・上映時間:105min
・監督:ポール・モリセイ
・出演:ジョー・ダレッサンドロ、ウド・キア、ロマン・ポランスキー、ヴィットリオ・デ・シーカ
美男・美女共演の現代版ヴァンパイア
『ハンガー』
女吸血鬼の力で若さを保つ青年の姿を描いた『ハンガー』 |
突如老け込むデヴィッド・ボウイのメイクにも注目。美男・美女が共演したカッコいい新感覚ヴァンパイア映画の決定版。
[作品紹介]
・1983年/イギリス映画
・上映時間:96min
・監督:トニー・スコット
・出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドン
ここまでで、吸血鬼映画が6本を占めました。他にも耽美な『血とバラ』、コメディの『ドラキュラ都へ行く』、黒人吸血鬼の『吸血鬼ブラキュラ』、変身シーンのSFXにおののく、続編も生まれた『フライトナイト』、トム・クルーズ、ブラッド・ピット主演の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ドラキュラ』、ジョン・マルコヴィッチ主演の『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』など捨て難い佳作がまだまだあります。
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