歌舞伎風に見栄を切る?!
サービス精神旺盛です |
リクエストに耳を傾けたり |
スカイダイビングの再現?! |
降壇時サムアップする後姿にジ~ン |
| お茶目なしぐさ満載のジャック・ニコルソン! | ジャック・ニコルソン! 映画好きならば、知らぬものはいないであろう。あの名優が14年ぶりに来日するってことが決定した時には鳥肌がたった。『最高の人生の見つけ方』来日会見が行われたホテルには、ゴールデンウィーク中にも関わらずヒト・ヒト・ヒトですさまじい熱気。しかも、テレビの取材(=インタビューのこと)を受けない、ということだから壮絶な取材合戦が起こるか? と懸念したが、ジャック・ニコルソンの人柄に魅了され、微笑ましく時は流れた。
1964年のオリンピックに初めて来日して以来、度々訪れる東京の印象を「東京は迷路のような部分もある。今回は東京の街には出ていないが、他の大都市同様、大きな建物が増えているようだね。でも、私にとってはすごくジェントルな場所だよ」と語ってくれた。
映画『最高の人生の見つけ方』はガンを患った初老の男2人が「バケットリスト=棺おけリスト」を作成し、残りの人生を謳歌する感動作(詳しい物語はこちらをご覧いただくとして)。「絶対この質問は出ると思うんですが(笑)、棺おけリストに何を書きたいか?ということについては聞かれる前に言っておくよ」とさすがの、ジャック・ニコルソン!
「私にとってのリストというのはシャツをクリーニングに出したりとか靴を取り込んでおくことなんだ。それと元々はロブ・ライナー監督のリストにあった「大きなロマンスをもう1度体験」を自分にリストに加えたい(笑)。実は今日もシャワーを浴びるときに考えていたんです。というのも、政治的な希望、例えばイスラムの中東問題が早く解決してほしいとか、いっぱいある。けれど、私はコントロールできない」と真剣に語った直後に「でも、もっと具体的な『子供がちゃんと卒業できること』などをリストに載せると思いますよ。リストを作っていたら答えがもう少し短くなっていたかもしれないな」と笑うなど、始終ゴキゲンムード。
「ウィットに富んだセリフが入れられるのはとてもいい脚本だと思う」と本作を絶賛するも。実は母親から記者会見では、これをやってはいけない!ことを2つ言われていてるのだとか。
その1「自分を褒めることはダメ」
その2「比較をしてはダメ」ということです。
「私のやってきた映画をみなさんに気に入ってもらえるのはとても光栄なこと。今迄の出演作は全部好きです。とても幸せな人生でしたし、子供や孫にも恵まれ、ある程度成功も手にし、映画界でいい人間関係を築いてきました」。そういった人生は「とても楽しかったし、『また君と仕事をしたい』と言ってもらえるのが嬉しい。1つだけ自分を褒めるとすれば、『最高の人生の見つけ方』は今までワーナー・ブラザース映画が観客に対して通常行っている事前リサーチの中で、2番目に好評価を受けた映画。とても誇りに思います! 観客がどう思うかはとても大事ですからね。どうかお母さん許してください!(笑)」と絶妙なトークで会場を魅了した。最後にファンに対して「僕のファンでいてくれてありがとう。刺激のある映画になっています。お金を払っても価値のある映画だと思います。感傷的にはならないが、非常に感動できる映画になっています」と締めくくった。 |