DEATH NOTE デスノート[前編] の魅力
原作を読んでいなくても楽しめる、これが一番。原作を読んでいなくても、頭にスっとはいりやすいストーリーになっています。そして登場するキャラにピッタリのキャスティング。主人公の月は、原作では高校生の時にノートを拾得するけど、映画では大学生の設定。
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RED HOT CHILI PEPPERS/フリー、アンソニー、ジョン、チャド 写真提供:ワーナー・ミュージックジャパン |
設定は割りと、連想させやすかったりするのもイメージ増幅に一役かっているのでしょうね。例えば主人公の月が通っている大学は東応大学。そしてエリート。思い浮かぶのは、「東大」と「慶大」だし。登場人物も音からすれば聞きなれているのに、漢字は違う。「みそら」と聞けば「美空」が浮かぶけど「南空」だし。「やがみ」だって変換すると、「八神」、「矢上」、「矢神」、それが「夜神」ですからね。もしもノートに自分の名前(同姓同名は大丈夫と知っていても)が書かれたらと思うと、ドキッとしますね。
「きっと、ついていけない話だろう」と思ったのが大間違いでした。
あー、すっかりハマっているようです。南も「退屈な人間」の一人だったんですね。あーあ。 さて、予想外の「いい所」(もちろん区切りとしては妥当)で前編は終わり、10月の後編に続きます。それならば、ってことで勝手に予測。 勝手に[後編]予測『デスノート the Last name』
さて、忘れてはならない「デスノート」の音楽について。 音楽担当は、押井映画でもおなじみで、多作なイメージの川井憲次氏(笑顔もステキ)。本作のサントラには、26曲も入っていましたよ。ストーリーや映像を妨げることなく、浮いて目だつこともなく、絶妙なんです。 挿入歌はスガシカオの「真夏の夜(よる)のユメ」。詩織ちゃんの気持ちが込められているかのよう。
主題歌がスゴイぞ!あのレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の「ダニー・カリフォルニア」。今も聴きながら(サンプルです…)ピトピトとキーボードを打っています。この歌を聴くと、「=イコール」で『デス・ノート』になっております。良い選曲だな、ホントに。
DEATH NOTE デスノート[前編] を観て疑問
【疑問1】
六法全書を捨て、デスノート(死のノート)を拾う部分だけは、納得がいかない。どしゃぶりの雨のなか、道端に落ちているノート―普通に考えて、そんなモノを拾うだろうか?しかも自宅に持ち帰るのだ。確かにその上に雨は降っていなかった、(避けていた)かもしれないけど、表紙も一切縒れて居ない。パロディ版ができて、月が必死になってドライヤーでノートを乾かす?とか、だったらその姿を想像すると面白いけど。⇒原作とは違うシチュエーションなのね。
【疑問2】
FBIの優秀な捜査官が人間の命がかかっているからといってキラの言いなりになるのか(でもな、まさか紙に名前を書くだけで、とは思わないわな、とも)。それって今どきのスタンダードなのかな。それともCTUのジャック・バウワー(「24」)の影響?それに素手で死体に触れているのも気になる。調べれば心臓発作だとわかるから、だろうけど。月との接触の報告は、なされなかったのだろうか。⇒原作にヒントあり
【疑問3】
死神の目で見える名前は、戸籍と一致か。変更手続き中だと、どうなるのだろう?⇒原作に答えあり 勝手に予測DEATH NOTE デスノート[後編] ==『デスノート the Last name 』==
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