『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観ました
「闇の帝王」現る
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)[HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE]シリーズ第4章=ハリーたちが4年生になった『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、シリーズ初となるイギリス人監督マイク・ニューウェル(『モナリザ・スマイル』『フェイク』)が担当する。観た後で、これは大正解だったと思っている―イギリスの持つ、イギリスらしさ。例えば景色、ファンタジーの世界らしい壮大さ=ネバーエンディング・ストーリー的な部分と伝統的なイギリス・スタイルのミックス加減が絶妙。 <<100年ぶりの復活宣言―「三大魔法学校対校試合」での大波乱。世界の三大魔法学校の生徒が一堂に集まり、1年をかけて魔法の力を競い合う交流戦。今まで中断されていた理由は“夥(おびただ)しい数の死者”という、まさに命がけの競技会! 毎回、困難に陥るハリー・ポッターくんではあるが、今回は何が大変って、大親友のロンに見放されてしまうこと。お互い自我に目覚めたことで、ささいなことで、というより言葉が足りなくて、誤解が生じてしまうのです(原作を読んでいる人には、既にご承知の内容ですよね)。で、毎回ストーリーの鍵を握ることになる「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師役には、『トロイ』『キングダム・オブ・ヘブン』のブレンダン・グリーソン。でもって、ハリーの気になる初恋の相手、チョウ・チャン役には、5000人以上のオーディションの中からケイティ・ルング。クリスマス・ダンス(撮影が行われたのも2004年のクリスマス直前!!)パーティでは、おしゃれにドレスアップしたハリー(ダニエル・ラドクリフはダンスが苦手。特訓の成果がでるか!?)、ロン、ハーマイオニー(のドレスは12メートルのシフォンを用いて三ヶ月がかりで制作)が正装で登場―華麗に踊るのか?!こうご期待。 さて、前作で真の姿が明らかになった<魔界の要注意人物>シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン。今回もクレジットされているのでワクワクして待っていたら、「うわっ、あそこだけ」な登場。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人[HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN]』の2時間22分の次は2時間37分。原作通りになが~くなっております(でも観ていると時間が気にならない)。だんだん本作の持つダークな部分が強くなって、それこそ大人が楽しめる世界になったな、と言うのが一番変わったことかな。アメリカではレーティングついたっていうしね。[2005/10/27]
全長約13メートル、高さ約8メートルの壁はコンピューター制御の液圧式で動く |
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 ※日本語吹替え版同時公開 ※11/19先行上映決定 |
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