『ロード～』とは違うオーリーにメロメロしちゃおう　キングダム・オブ・ヘブンで来日

『キングダム・オブ・ヘブン』について

恐れず、敵に立ち向かえ。勇気を示せ。死を恐れず、真実を語れ。弱者を守り、正義に生きよ。と、今際の際の父に誓った息子は＜天国の王国キングダム・オブ・ヘブン＞をめざし闘った。

＋【回教徒】サラセンの指導者、サラディン役のハッサン・マスード氏は、シリアの映画スター。自ら史実を調べ、歴史上の人物サラディンを研究しイスラムの習慣に基づいて物語を調整した。＋【音楽】ロンドンのアビー・ロードスタジオでは、123人編成のバッハのコーラス、トルコ人ミュージシャンによる手回し風琴や（珍しい楽器の）ダブル・ストップ・フルートを用いている。

『キングダム・オブ・ヘブン』ストーリー

守りたいのは、父の夢。見つけたいのは、真の平和。

1186年、わびしく寒々としたフランスのある村。司祭らによって鍛冶屋のバリアンの妻が埋葬されようとしている。そこへエルサレム王の封臣ゴッドフリーは、サラディンの権力が増大した聖地に新しい力を注入するため、若い頃の不倫の結果生まれた息子バリアンに『エルサレムへ行く』よう説得しにやってきた。

最初は断ったバリアンだったが、父に追随。ところがバリアンの後を追ってきた者によってゴッドフリーは重傷を負ってしまう。息子にナイト爵を授け、使命を託し息を引きとる。

そこから鍛冶屋のバリアンの、父の遺志を継ぎ、本来あるべき自分の姿を取り戻す場所、本物の平和のある国を求めるための人生の旅がはじまった。

◆スタッフ◆

監督：リドリー・スコット『グラディエーター』
脚本：ウィリアム・モナハン『ジュラシック・パーク4』
撮影：ジョン・マシソン『オペラ座の怪人』
編集：ドディ・ドーン『メメント』
音楽：ハリー・グレッグソン＝ウィリアムス『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』
美術：アーサー・マックス『グラディエーター』

◆キャスト◆

バリアン…オーランド・ブルーム『ロード・オブ・ザ・リング』 『エリザベスタウン』
シビラ姫…エヴァ・グリーン『ドリーマーズ』
ゴッドフリー…リーアム・ニーソン『愛についてのキンゼイ・レポート』
ティベリアス…ジェレミー・アイアンズ『永遠のマリア・カラス』
サラディン…ハッサン・マスード
ボードワン4世…エドワード・ノートン『25時』
ザ・ホスピタラー…デヴィッド・シューリス『タイムライン』