『みんな誰かの愛しい人』―コンプレックスとのたたかい…めざすはオンリーワン
「完璧な女」。もし自分がそうだったら、どれだけ人生が楽しく過ごせるだろう、と考える女性は多い。その気持ちをうまく取り入れ、やさしい気持ちになれる作品、『みんな誰かの愛しい人』。有名大作家を父に持つ20歳のロリータ(マリルー・ベリ)。親の影に隠れてしまいパッとしない自分にコンプレックスを持っている。一番の悩みは、ぽっちゃりした体型。それなのに父は、女優のようなスレンダーな女性と再婚。唯一の特技、歌で父親の気をひこうとするが…。セリフの一つ一つに、人間の弱さ、強さ、野心、それに願望といったものが少しずつ取り入れられています。『ブリジット・ジョーンズの日記』は32歳の独身女性の心情をレニー・ゼルウィガーがリアルに演じ、『ラブ・アクチュアリー』にはオムニバス式に様々な年齢のオンリーワンになりたい女性たちのloveが描かれています。決して完璧でない女性、でもどこか微笑ましい主人公たち。鑑賞後、自分にとって大切な誰か=オンリーワン、を目指す女心を今まで以上に愛しく思えるでしょう。
第61回カンヌ映画祭、脚本賞受賞『みんな誰かの愛しい人』監督&共同脚本: アニエス・ジャウイー 原題『COMME UNE IMAGE』字幕:寺尾次郎[2004年/フランス/111分]配給:ギャガ・コミュニケーションズ2004年10月30日(土)~銀座テアトルシネマ他にて全国順次ロードショー |
『ブリジット・ジョーンズの日記』 |
自信を持たせる褒め言葉が自然と口から出るようになればいいのに…。言葉にしなくても良いマイナスなことよりも、相手が喜ぶ一言を。それにしてもセレブに集る・媚びる姿は、傍から見ると…。 |
恋愛映画で女心を知ろう!トップページへ戻る |