『隠し剣 鬼の爪』 ― 愛していたら「待つ」ことも厭わない!?
不朽の名作『風と共に去りぬ』や『モロッコ』、そして『パール・ハーバー』など戦時下・従軍による男女の決別を描いた映画は多い。別れ際に男が「僕が戻るのを待っていてくれ」と、女に言ったとしよう。この言葉、男にとっては、そのときの正直な気持ち(らしい)。だが、その後、男の気持ちが変わったとしても…女は知らずに何年でも待っていたりする。『隠し剣 鬼の爪』のきえ(松たか子)は、身分が違うことから旦那はんへの恋心を秘めて奉公する。愛する男からの「待て」の一言だけで、女はそうも待てるものなのか? それはどうして? その答えは『ひまわり』のジョバンナ(ソフィア・ローレン)、『コールドマウンテン』のエイダ(ニコール・キッドマン)が教えてくれるでしょう。
『隠し剣 鬼の爪』監督&共同脚本:山田洋次[2004年/日本/131分]配給:松竹2004年10月30日~丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にて公開中
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『ひまわり』 |
日本女性は、相変わらず<3歩下がって>のイメージがあるらしいです。自分の意見をシッカリ言葉に出来る人が少ないからなんでしょうけど。集団の場合、個を抑えるのが良しとされてますからね。 |
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