『LOVERS』来日会見&ジャパンプレミア
昨夏、大ヒットした『HERO』から約1年で『LOVERS』を完成。そのPRのために張藝謀(チャン・イーモウ)監督と主演の3人金城武氏、章子怡(チャン・ツィイー)、劉徳華(アンディ・ラウ)、そしてアクション監督の程小東(トニー・チン・シウトン)が来日、音楽の梅林茂氏も加わり会見をグランドハイアット東京(六本木)にて行いました。実は、衣装をてがけたワダエミさんも来場されていて会見を見学されていたのです。
それにこの『LOVERS』は、アメリカ公開が2004年12月10日と決定しています。同日にアメリカで公開されるのは、『オーシャンズ11』の続編『Ocean's Twelve(原題)』とウェズリー・スナイプス演じるヴァンパイアハンターのブレイドシリーズ最終章『Blade: Trinity(原題)』、邦題『ブレイド3』。ちなみに『LOVERS』の英題は『House of Flying Daggers』。
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今回演じた小妹(シャオメイ)というのは「非常に複雑な人」と語るのは、チャン・ツィイー。ご自身は、映画のような「深い体験はない」とのこと、「大切なのことは空間を作って、よく考えて演じること」だという。それに感情というものは「説明できないものだと思っています」。また「どのように表現するのかということも説明が難しいです」と一言一言、ゆっくり言葉を選らび話している感じ。そして「共演者とどう上手く合わせられるか、それが大切なことなので、今回二人の大変素晴らしい役者さんと一緒に仕事が出来てとても嬉しく思います」とニッコリ微笑む。
張藝謀/Zhang Yimou『LOVERS』は愛と情熱の物語 | 張藝謀/Zhang Yimou『LOVERS』の監督/脚本/製作 | 張藝謀/Zhang Yimou最近はオペラやバレエの演出も |
変化する二人の関係を演じる上で注意された点を聞かれた金城武氏は、「僕はいつも監督の意見を聞いてアドバイスをもらいました。台本の前後の繋がりをあまり気にせず演技をしました。なぜかと言うと、3日のうちに発生するこの恋愛の深さを文字ではあまり実感できなかったからです。なぜこんなに愛するのか、いつが仕事か、いつから本気で愛し始めたのか…。すると監督曰く「愛には理由はない」。だからいつ好きなったか、いつから本気だったのか、なるべく時間を決めたくはなかったそうです。だから僕は、ワンシーン、ワンシーンを一つの作品として、その場で監督に意見を聞いたり演技指導をお願いして、参考にしました。」と語り、金(ジン)と随風(スイフォン)の心理面をいかに演技に反映するか悩んだ様子。
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