2004年4月24日(土)~日劇3ほか全国ロードショー
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南北戦争末期の1864年。南軍の兵士としてバージニア州の戦場に送られたインマン(ジュード・ロウ)は、ゲリラ戦に出撃を命じられた結果、瀕死の重傷を負って病院に収容される。回復を待つあいだ、彼の脳裏に浮かぶのは、3年前に離れた故郷コールドマウンテンの懐かしい情景。そして、出征前にたった一度だけ口づけをかわした恋人エイダ(二コール・キッドマン)の面影だった。 この世にひとつだけ確かなものがあるとしたら、それは彼女への愛をおいて他にない。その思いに駆り立てられたインマンは、脱走兵として死罪に問われるのを覚悟で故郷への道を歩み出す。
その間に父(ドナルド・サザーランド)が他界してしまったエイダは、頼る家族がいなくなり生きる糧がなく窮地に立たされていた。最初の頃は、身の回りのものを売りながら生きながらえたり、周囲の人からの差し入れで何とかしていたのだが、やがて明日の食べ物にも事欠く常態に陥るのだった。
それでもインマンとの再会だけを心の支えに生きるエイダ。すると救いの手をさしのべる流れ者の女、ルビー(レニー・ゼルウィガー)が、現れ同居人となる。辺境の地で生き抜く術をルビーから教わり身につけたエイダは、顔に刻まれた日焼けの跡と共に、次第にたくましさを増していく。はたしてエイダの元へ、インマンが帰り着く日は、訪れるのだろうか?