テクノポップ/アーティストインタヴュー

FLOPPY~PROTOSCIENCE(4ページ目)

レトロ電卓(インストアでプレゼント企画あり!)のジャケが素敵な新譜『PROTOSCIENCE』を3月17日にリリースするFLOPPYのお二人にゴーグルの秘密、そして新作についてお伺いしました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

カオティック


ガイド:
4曲目の「meta色吐息」は、FLOPPYの真骨頂だと感じました。凄く攻めるような電子音が炸裂しつつ、歌謡曲的な哀愁の部分が混ざり合っています。タイトル自体もそうですよね、高橋真梨子の「桃色吐息」のような韻がありながら、metaですから。

戸田:
色々な要素をフィルタリングしないまま混ぜてあるので、結構カオティックなものになったと思います。

ガイド:
「サーフトロニカ」、凄く面白い曲に仕上がっていますね・・・電子的「太陽の彼方に」。と言っても、年配のGSを知っている人しか分からないかもしれませんけど。

写楽:
サーフソングを一回やっておきたくて作りました。サーフソングと電子音の相性も良いと前々から思っていましたので。

戸田:
テケテケはNWの極みですね。

シンプルに、ゴージャスに


ガイド:
アルバム・タイトルにもなっている「PROTOSCIENCE」は、短いインスト曲ですが、硬派なテクノポップ的FLOPPYが見れました。

写楽:
毎回インスト曲は遊ばずシンプルを心掛けて作ってますね。

ガイド:
前回のインタヴューで「芯にあるのは歌謡曲」との発言がありましたが、テクノポップの系譜で言うと、FLOPPYはやはりP-MODELの系譜なのかと感じました。当然、中野テルヲさんのリミックス(こちらも好きです)を聞いた影響もあるのですが、FLOPPYのオリジナルに「壮大の美学」のようなものがどこかにあるのではないかと? 如何でしょうか?

写楽:
無駄に壮大というのは気にかけています。打ち込みだからこそ出来る、何故そんなにゴージャスに!?感というか。

戸田:
無駄なゴージャス感は良いですね。何だか、嘘っぽくて大変良いです。

ガイド:
今後の抱負など御座いましたら、よろしくお願いします。

写楽:
テクノポップというのに縛られて作るものが決まってしまわない様、色々な音楽性にチャレンジしていきたいと思っています。作れるものが限定されるのは嫌なので。

戸田:
健康に気をつけたり、締め切りを守ったりして、好きな事をなるべく好きな様に出来たら良いなぁと思っています。
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