テクノポップ/アーティストインタヴュー

HONDALADY~SNEAKER MON AMOUR(2ページ目)

エレクトロ+フォーキーなHONDALADYの9枚目のアルバム発売を記念して、マルさんとDieさんに登場いただきました。宍戸留美ちゃんも参加しています!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

早すぎたMETAMO


ガイド:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
JA-DO
1999年にデビューしたチェッキ娘の派生ユニット、METAMOのプロデュースもされています。偶然ですが、METAMOの『JA-DO』は持っています(笑)。Perfumeがブレイクする前、「エレクトロ・ワールド」についてこんなキックが効いたアイドルソングはないと書いたところ、それを読んだ方が、METAMOがそれ以前にいたとの発言がありました。確かに、あの時期のアイドルソングとして、METAMOは異端かつ先進的でした。時代的に早すぎたのでしょうかね?

マル:
Perfumeと比較して「早すぎた」なんていってもらえるのはうれしいですが、たいして売れなかったし、Perfumeファンの方に「一緒にするな!」とボコられるので勘弁してくださいw

Die:
一緒にするな(笑)!

エレクトロでフォーキー


ガイド:
ゼロ年代、今までにオリジナルとして8枚のアルバムをリリースされていますが、振り返ってどうでしょうか? エレクトロや踊るロックみたいな流れがありましたが、HONDALADYとして目指していたものがあれば、教えてください。

マル:
たとえば日本でこういったエレクトロミュージックのフォーマットのバンドは、歌詞が英語だったり、インスト主体だったりする場合が多いと思うんですが、誰かの言葉ではなく自分の言葉で、誰もやっていない音楽をやりたい、というのは常に目指しています。

Die:
そしてオートチューンやボーカロイドに頼り過ぎない! 道具としては使いますが。

ガイド:
今回のアルバム以前の『303』『WORLD RECORD』『CASSETTABLE』の3作は、神田川系4畳半アシッドフォーク3部作と位置付けられていたようですが、どうして神田川系なのでしょう? 歌詞的な部分なのかと思いますが、サウンド的には対極的な表現にも聴こえます。

マル:
HONDALADYとして活動していて、テクノ・エレクトロ的なサウンドフォーマットにのせて、相手にダイレクトに届くボーカルスタイルを模索していたんですが、僕らの場合はラップでもシャウトでもなく吉田拓郎的なスタイルが聴いている人に刺さるのでは?という自負はあります。やっている人もあまりいなくて目立つし、実際に歌っていて単純に楽しいです。

Die:
僕は親が吉田拓郎のファンで、広島フォーク村とかにも行ってたらしいんですよ。なので、そういう節回しに違和感もなかったし、逆に今、いいなと。エレクトロでフォーキーってアリだなという感じでした。
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