Re:†
先生:
やっぱり、ラストの「Re:†」が、壮絶です。もちろん、分かる人には痛いほど分かると思いますが、Justiceの『†(Cross)』への挑戦状ですよね、これって!
博士:
痛いほど解ります。『トライアングル』できっと1曲はこの路線を入れてくるだろうと網を張っていたら、こっちで来ました。しかし8分とは長い。まるでボーナストラックというか世界観が全然違いますね。ココだけ聞いてAiraちゃんのアルバムって絶対判断できないでしょ。
先生:
展開的にも曲数的にも「BARBiE BARBiE」で終わっていいのですが、ここで異常なサーヴィス精神を発揮してくれます。5分前後あたりが、特にジャスティス化。これをもう一回、Justiceにリミックスしてほしいです(笑)。MEGもhadouken!との「Toxic」で実験をしていましたが、こちらは誰とコラボした訳でもなく・・・いや、していなくてこういうのをやっちゃうのは、確信犯的にやるのがいかにも、Terukadoプロデューサーらしい、Airaちゃんらしい。
映画に例えると・・・
博士:
何か『トライアングル』と『PLASTIC』って、今ちょうど上映している「ターミネーター4」と「トランスフォーマーII」みたいに感じましたね。往年のファンには賛否両論、確実にターンポイント的な「ターミネーター4」、最後の最後まで突っ走った「トランスフォーマーII」・・・みたいな。
先生:
上記二つのアルバムを僕も1曲ずつ交互に聴いてみたのですが、同じエレクトロという土壌に生まれた作品ですが、その質感は全然違いますね。『トライアングル』を研究生は“洗練”という言葉でまとめましたが、『PLASTIC』は“挑戦”という言葉で締めくくりたいと思います。