ニーハイガール~BAD trip
先生:
「ニーハイガール」へ気持ちよく繋がります。
博士:
「ニーハイガール」は、贔屓目なしで私にとっては近年のエレクトロ系ベスト10の名曲ですね。ひたすら斜めに崩れ落ちそうな曲調。その中必死でつなぎとめようとする断末魔のようなヴォーカル。意味無名なロボットボイス。たかが「ニーハイソックスの女の子が曲を演奏してますよ!」程度の内容を訴えるには不釣合いともいえる刹那感。
先生:
ここまで、どちらかというと気分はポジティヴだったんですが、「BAD trip」では、Ed Banger的な太い電子音でTerukado節が炸裂しつつも、歌詞に絶望感が現れてきます。チェックしてみるとAiraちゃん自らの作詞ですね。
博士:
しかし微妙な歌詞の変化で世界観まで嗅ぎ分けるとは・・・凄い嗅覚です。「BAD Trip」に移ると木の子先生もびっくりのネガティブ・ワールドが広がります。
先生:
確かに! 木の子先生の後継者としての作詞家Aira先生を目指してほしいですね。
博士:
「BAD Trip」の歌詞カード見ていて鳥肌立った!
一瞬、「Bad Trio(悪い三人組)」に見えたんです。そんな、露骨なと!
先生:
博士、遂に老眼が来ましたか・・・いや、僕はとっくに来ています。
既発曲が3曲並びますが、意図的にこの絶望感と刹那感をキープしながら、中盤を突っ走ります。