Cut Copy
|
Bright Like Neon Love |
エレクトロ対談でも取り上げましたが、先ずはMODULARの看板アーティストとも言えるCut Copyについて解説しましょう。Cut Copyが始まったのは意外と早く、2001年には現メンバーのダン・ウィットフォード(Dan Whitford)が一人でシングル『1981』とEP『I Thought of Numbers』をリリースしています。その後、3人のメンバーを加えて(1人は博士号習得のため途中で脱退)、デビュー・アルバム『Bright Like Neon Love』(2004年)のリリースとなります。Amazonをチェックしていると、僕は2005年に買っていますね。たぶん、前述の『Leave Them All Behind』で聴いたCut Copyがよかったので、買ったのだと思います。プッシュフォン的サウンドが素敵なちょっと緩めだけどファンキーなエレクトロ「Satuarday」は、RoyksoppやMYLOなんかにも通じます。
|
In Ghost Colours(日本盤) |
その後、Cut Copyはいい印象は持っていたものの、音沙汰もなかったので、たいして注目していませんでした。忘れかけた頃に発表されたセカンド・アルバム『In Ghost Colours』(2008年)で、Cut Copy熱が再燃いたしました。オーストラリアでは1位になったこのアルバムは、ファースト以上に80年代的リヴァイヴァル感とせつなエレクトロが見事に化学反応を起こしています。ニューウェイヴ風イントロと超キャッチーなサビがのギャップでずっきゅんの「So Haunted」やNew Order的な泣きもある緩々エレクトロ「Light & Music」や「Hearts On Fire」など、スルメのようなアルバムに仕上がっています。
Cut Copyが気に入った人は、彼らのリミックスもぜひ聴いて下さい。Mercy Armsの「Kept Low」、Maroon5の「This Love」など、彼らの独自のサウンドとの融合が楽しめます。
◆
Cut Copy - MySpace