「Dream Fighter」~「ジェニーはご機嫌ななめ」
先生:
YoYoGi DISCO mixでアドレナリンが上がった後の「Dream Fighter」以降は割りと普通の展開でしたが、テンションが持続しました。
研究生:
「Dream Fighter」ってリリース時は賛否両論だったのに、気がつけばライヴの鉄板曲になっちゃいました。僕が参加するイベントでも大人気曲ですし、Perfumeファン以外の人にも好評なんです。半年前に「この曲はホントいい曲だから!」と言い続けていたのが、少し報われた気がしました(笑)。
「チョコレイト・ディスコ」~「Puppy love」
先生:
やはり鉄板曲「チョコレイト・ディスコ」はライヴのお決まり的な良さがありますね。
研究生:
「Puppy love」でも、例の“上上下下”のやりとりで会場が一つになる。重要なポイントでは必ずといっていほど一体感を感じさせてくれるのが、Perfumeライヴでの多幸感の理由だと思います。
アンコール
先生:
アンコールはいつもの「wonder2」ではなく、今回は「願い」でしたね。あれはどうでしたか?
研究生:
代々木での「wonder2」を「シンデレラたちの伝言」(高井麻巳子)に重ねようとした僕の“願い”が、「願い」によって突き崩された・・・と、個人的に妙にややこしい構図を持つ曲となってしまいました。
「願い」に関しては、「ワンルーム・ディスコ」対談の最後にキツい目評価の発言をしましたが、曲単体としてはいい曲だと思います。ただし、とてもウェットな世界観を持つ曲でもあるため、ニューアルバムリリースに伴うツアーへの“つなぎ”的なニュアンスも強い今回のライヴでは、ややドラマチックすぎる感がありました。これがツアーファイナルのラストナンバーだったら、もうボロ泣きですけどね・・・。
あと、ラストナンバーとしては、コール&レスポンスやシンガロング要素が少ないのが気になりました。「wonder2」の“ラ~ラ~♪ ラ~ラ♪”は、観る側がかなりのカタルシスを得られるシンガロングです。
ところが「願い」にはこのような要素がない。歌い上げる系アーティストのライヴのラストナンバーには完璧な一曲だと思いますが、リップシンク基本のPerfumeにはどうなのだろうと。
先生:
「願い」は好きな曲なんですが、自分の中でも「wonder2」の方がラストとしての一体感を感じさせてくれる曲としては軍配を上げますね。
研究生:
「wonder2」に匹敵する、ラストナンバー系のアンセムが欲しい。だからこそニューアルバムには、おおいに期待したいところです。
先生:
どちらにしても、この代々木ライヴというのは、ニューアルバムへのとてもいい流れを作ってくれたと思います。7月8日が楽しみです。