What's DISCO?
先生:
「NIGHT FLIGHT」が終わりPerfumeが退場して、始まる「What's DISCO?」の映像・・・これってそんなに凄い予算で作ったものとは思われないのですが、この仕掛けには正直やられましたー。白Perfumeと黒Perfumeの対決という構図、近未来なモチーフといい、JUSCOのようなDISCOといい・・・単純に好きですねー。
研究生:
今回の代々木ライヴのように映像寸劇をインターバルに挟み、その後の大きな展開へと繋げていく手法は、少し前のサザンオールスターズのライヴでも観たことがあります。深夜のTVで観たEXILEのライヴでも似たような演出があった記憶も・・・。大バコ演出の定番となっているのでしょうか。
しかし、この映像でのPerfumeの表現力はすごいかも。こういうのって観る側を寒くさせないだけでも難しいのに、楽しませてしまうのはたいしたもの。その内容や構成も彼女たちの表現力あってこその物でしたからなおさらです。こうした芸の細かさを見るにつけ、彼女たちってほんと良質のアイドルなんだなと実感します。
ちなみに映像内では白PerfumeがDISCOを探し求める箇所で、サザエさんエンディングのパロディにも見えるシーンがあり、そこに萌えました。あとは黒Perfumeのっちのガン付けでしょうか? うっとりです(笑)。
YoYoGi DISCO mix
先生:
そして、最後の仕掛けは「YoYoGi DISCO mix」・・・以前からリミックスやってほしいと対談でも言っていたことが、現実に! メドレーものは以前のライヴでもやっていたわけですが、What's DISCO?の後にこれをもっていく流れが気持ちよかったです。それぞれの曲を単体のリミックス版として『Perfume RMX』のような形で発表してほしいですね。「remix」誌限定プレゼントの「チョコレイト・ディスコ」のリミックスもCD化して・・・最初の「Baby cruising Love」のリミックスとかフルで聴きたい!
研究生:
全体のイメージは、「ワンルーム・ディスコ」リリースの際の「ディスコってジュリアナとかあんなんじゃろ?」というあ~ちゃん発言が礎になっているのかも。正直、ミックス的には盛り込みすぎてごちゃごちゃしていないかと感じる部分もあったのですが、今回のコンセプトはかっこつけたクラブではなく、下世話であるべき「ディスコ」!何から何までぶち込んだったでぇ~!!的などメガミックスにガンガン煽られましたね!!
先生:
ジュリ扇が出てくる仕掛けもありましたね。
研究生:
メガミックスのバックに流れていた、PerfumeエアDJプレイ映像も何かの特典にしてほしい!ぼんやりとした記憶では、あ~ちゃんかのっちのどちらかが、ミキサーのHighとLowを同時にハードにイジる、オシャレなエア・イコライジングもかましてくれていたような。その強引なスタイルはまさにTheo Parrish! デトロイトのスピリットがこんなところにも息づいていたとは…!! あ~ちゃんかのっちには、The Wizardの称号をあくまで個人的に与えたいと思います。
かしゆか's エアDJにも含蓄がありました。「こういう雰囲気の女性DJって、ギタポやラウンジ好きそうな顔して、ゴリゴリのグランジをしれっとかけちゃうよなー」とか思っちゃったり。内輪ノリのインディロック系イベにいそうなたたずまいが妙にリアルでした(笑)。
※Theo Parrish:セオ・パリッシュ。デトロイトハウスの大御所コンポーザー&DJ。無茶苦茶なイコライジングが特徴
※The Wizard:UR加入前のジェフ・ミルズが使っていた、伝説的なDJネーム
先生:
あのフェイクなDJ映像は遊んでいる感じが小憎らしかったです。花道に3人が居る時は、Perfumeと画像が一緒に見れなかったのが残念でした。