テクノポップ/海外のテクノポップ

VALERIE~フレンチエレクトロ集団(3ページ目)

フランス発エレクトロカルチャー集団「VALERIE」に断然注目したいと思います。Anoraak、Minitel Roseと立て続けに日本盤もリリース! The Zondersのジャケもいかしています。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Minitel Rose

4月15日はMinitel Roseの『The French Machine』も日本盤リリース。

The French Machine
01. Elevator
02. Business Woman
03. Be With You
04. Magic Powder
05. Continue
06. When I Was Punk
07. Better Days2
08. Gallery Piece (of Montreal Remix)
09. Better Days1
10. Zombie Lady


Minitelって今まで聞いたことのない言葉だったのですが、Wikipediaによるとフランスで1979年に国を挙げて始まった情報端末。その外見はレトロなPCのようで、近未来感に溢れています。現在では、インターネットの普及によりMinitelもその役割を1997年に終えました。今回のジャケに写っているのも、Minitelのようです。このジャケは微妙に中古レコードのジャケのようなユーズド感があって、こだわりを感じます。

帯には「かくしてJusticeとKlaxonsが出会ってしまった・・・」と書いていますが、1曲目の「Elevator」はJustice meets Heaven 17って感じですね。これは止まらない未来的エレベーターの恐怖を歌ったものですが・・・「Elevator」と言えば、Perfumeですね。 この曲は一見、かわいらしい曲に聴こえちゃうのですが、実は歌詞がやっぱり木の子ワールド。特に四階!

ちょっとMGMTっぽい口笛ソング「Magic Power」やJusticeバリのブリーピィーな「Continue」といったシングル向きの曲も聴き所ですが、「When I Was Punk」はタイトルから想像できるDaft Punkへのリスペクトの意味も持っており、アルペジオ部分がDaft Punk風に出来上がっています。

「Gallery Piece(of Montreal)」は、Of Montrealのビルボード38位まで行ったアルバム『Skeletal Lamping』が原曲のMinitel Roseによるリミックス曲。名前はカナダみたいですが、アメリカのジョージア州出身のエレクトロニカ系バンド。リミックスの方は、こちらもDaft Punk感が漂います。

エレクトロ系でありつつ、確信犯的にギリギリの線をついて来ているMinitel Rose。リーボック、モトローラー、プレイステーションといったスポンサーも付いているみたいですから、今後注目度も上がってくるとと思われます。

Minitel ROSE - MySpace

VALERIEの中心的存在らしいCollegeも日本盤が5月20日に出ます。 また、VALERIEのコンピレーションの企画もあるらしい。まだ正式リリースがないRuss Chimes、Maethelvin、The Outrunnersも注目です。

たぶん、続く・・・
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